見出し画像

向精神薬を貰えて良かった

今現在は双極症・ADHD・不眠・不安に関してのお薬を貰っている。改めて自分が今抱えている症状を羅列してみると「多いな……」というのが率直な感想だ。

では、薬を飲んでいることが大変とか辞めたいかというと、全くそんな事はない。むしろ、今までこういうサポートアイテムを持たずに木の棒でよく長年<人生>をプレイ出来ていたな……と、少し感動してすらいる。

振り返って、薬を飲む前の私が、薬を飲んでいない=健康だったかと言うとそうではなく、全然寝つきは良くないし起床時に気分の落ち込みがズドーンとくるし、あり得るかもしれない不安な出来事を想像してパニックになっていた。

毎日が緊張で張り詰めているので、整体に通い詰めた時期もあったが、一気にゆるめてもらったあまりに血管が拡張されて頭痛が起きる、みたいな嫌なピタゴラスイッチが起きていた。

そんな私のもとにやって来たのが睡眠薬etc‥‥だ。
何をしても眠れず夜通しシャマラン監督作品を見ていた私に……眠気が来た!!!!!
睡眠を取れた次の日の頭の動きが違った。

不安に対しては頓服が処方されており、心がザワザワした時に飲む。すると、あれ、私の視野ってこんなに広かったっけ??と思う。多分、いつもなら不安で視野狭窄的になっているところまでもしっかり見られるようになったのだ。

また、失敗したらどうしようという不安で頭がいっぱいになって実際に失敗するという悪循環になっていたところが、薬を飲むことで心を少し落ち着けて対処でき、成功体験をわずかながらでも積み重ねることが出来るようになってきた。

こんな感じで、薬を飲んでからの生活は少し快適になった。

精神科の薬を飲むことに抵抗がある方は多いと思う。気軽にパカパカと飲むものではないと思うし、薬が全て解決してくれるわけではないと思う。薬との相性だってある。服用する量がどれくらいが適切なのかも人によって違うと思う。だから、使うことに慎重になることは悪いことではないと思う。

ただ、私個人の体験としては、お薬という補助を使うことで気持ちの余裕が出来たし、気持ちの余裕が出来たからこそ、他の対処(瞑想やウォーキングなど)にもチャレンジし始められている。

お薬がもらえて良かった!

この記事が参加している募集

#この経験に学べ

54,052件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?