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旅とシークレットポーチ

今回の記事では、旅を安全に快適に満喫するために、現金、クレジットカード、パスポートなどの貴重品を安全に身につけておける薄型シークレットポーチについて、書いていきたいと思います。

少し前に書いた記事で、旅人の貴重品を狙った犯罪行為について触れました。

私が目の前で見た犯罪としては、タイはバンコクを旅行中のことなのですが、週末の昼間に、背後から二人乗りのバイクが近づいてきて、若いアメリカ人の旅行者数名を狙い、そのうちの一人の背負っていたリュックサックを強引に奪い取る、剥ぎ取る光景を目にしました。

強引に背負っていたリュックを引っ張るので、その被害者の方は転倒し、他の仲間がバイクを追いかけていましたが、捕まるはずもありません。

外国人が多い、バンコクのスクンビット通りの大きなソイ(大通りから少し伸びる通り)でのことです。一旦犯罪の標的になってしまえば、数名の白人男性の集団であってもそのようにやられてしまうのです。

バックパッカー海外旅行は楽しいことばかりですが、あまり目立つことは避け、現地の人々に溶け込むように地味で質素な服装をして、危険を避けることが大切です。

東インドを鉄道で旅行していたとき聞いた話ですが、夜行列車の車内で、カバンに入れていたスマホが、お手洗いに行ったスキに盗み取られたという日本人女性がいました。カバンのどこのポケットにスマホを入れるか、乗客の一人が虎視眈々と観察していたのでしょう。中国、インド、東南アジアと、やはり大陸は、日本の安全感覚とは違い、底が抜けた感じがします。

さらにはアジアの亜熱帯、熱帯地域の水辺では、ワニが泥で濁った川や沼の中に潜んでいて、水際にやってきた人を襲い、一気に水中に引きずりこむそうです。ふんわり歩いていると、一瞬で野生動物にやられてしまいます。

やはり、自戒の意味も込めて、このような海外旅行にまつわる危険について書いておこうと思います。

思い起こしますに、インドでの鉄道移動、フィリピンでのフェリーでの移動など、乗り物の中で、他の乗客と一夜を過ごすような10時間ほどの移動では、パスポート、現金、クレジットカードなどは、たとえカバンが丸ごと取られても、旅を続けるうえでの致命傷にならないように、上記リンクのような、薄型のシークレットウエストポーチに隠しておくことが大切です。というのも、バンコクでのかっぱらいのケースで目撃したように、カバンを丸ごと強引に引ったくるのです。リュックにお金もパスポート入れてあれば、損害は甚大です。

加えて列車内や、フェリー船内部を歩き回るのに、貴重品の管理だからといって、リュックを背負って動くのも得策とは思えません。

やはり小さくまとめられる別の袋、外見上は、何も持っていないように見えるもの、つまりこのようなシークレットウエストポーチの準備が大切になってきます。

アジア地域であげれば韓国、台湾、シンガポールなどは治安は良く、シークレットウエストポーチの準備は、取り越し苦労だったと感じることがあります。西ヨーロッパでの旅行も、十分に安全といえば安全でした。

個人的には、それでも海外旅行に出かける際は、このポーチを旅の装備に組み込むことをお勧めします。特段重くもなく、かさばりません。持っていく労力と生み出される安全と安心感に比べれば、格段に費用対効果の高いアイテムです。ボーイスカウトの格言である「備えよ常に」、この格言を再度思い起こします。

シークレットウェストポーチのつくりは大変シンプルです。ですので、最軽量のポーチを目指すのであれば、「手作り」してしまうのも手段です。

ゴムバンドを自分のウエスト回りの寸法に合わせて切り、100円ショップで売っているようなシンプルなジッパーポーチに縫い付けます。そして貴重品はそのポーチの中に入れるようにすれば良いのです。

私は市販の完成品を買いましたが、ゴムバンドに付属する着脱用のバックルが重く感じられたので、ゴム部分は、新たに縫い付けて改変を加えました。10gほどの軽量化ですが、バックルのプラスチック部品の厚さがなくなった分、つけ心地や良くなりました。ご参考までにご紹介します。


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