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毎日読書ログ【#8】

こんにちは、あんちょびです🐟
クリエイティブなセンスを磨くため、毎日、1つの短編小説、1つのエッセイ、1つの詩を読むようにしています。
今日も読んだ作品について書いていこうと思います。

【短編小説】阪急電車(宝塚方面行き - 西宮北口駅):有川ひろ

阪急電車は有川ひろさんの連作短編集です。 私が一番最初にこの作品を読んだのは、学生時代の何かのテストの時でした。

今回の「宝塚方面行き - 西宮北口駅」は学生のミサとマユミの物語。 折り返しの駅でもあるので、前半を読んでいるとより楽しめるのですが、この短話でも十分面白いです。

電車の席を友達の分も鞄を置いて取っておいていたことを怒られた、という話なのですが…学生だとやってしまいがちなことですよね。
物語として楽しみつつ、やってはいけないことを学ぶこともできたので、ぜひ学生さんに読んでほしいと思っています。

【エッセイ】淡い連帯:平松洋子

「マスター」「相席」「お勘定」といった喫茶店ならではの言葉から、喫茶店の中の空気から学んだことまで。 「喫茶店」という場所から得たものについてを書かれています。
私には行きつけの場所があるわけではないのですが、喫茶店はコーヒーの味だけでなくその空気感に行きたくなりますよね。
読みながら、この話に出てくるような魅力的な喫茶店が近くに欲しくなりました。

【詩】屈折率:宮沢賢治

七つ森のこっちのひとつが
水の中よりもっと明るく
そしてたいへん巨きいのに
わたくしはでこぼこ凍ったみちをふみ
このでこぼこの雪をふみ
向ふの縮れた亜鉛の雲へ
陰気な郵便脚夫のやうに
(またアラッディン 洋燈(ランプ)とり)
急がなければならないのか

春と修羅

雪の道を雲のある方に歩いている景色が目に浮かぶような詩です。
宮沢賢治の詩は「心象スケッチ」という実際の情景に心情を重ね、再構築されたものを描いているとのことで…。 実際の景色とは違うところはあると思うのですが、冬の凍った道に少し陰りのある気持ちを感じたのではないか?と読みながら思いました。

これからも少しずついろんな作品を読んでいこうと思います。
それではまた!


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