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大河で歴史を学ばない

私が真田丸で学んだのは「大河ドラマで歴史を学んではいけない」ということです。

正確にいうと、これを学んだのは丸島先生の解説ツイートですね。

伝承も含まれれば、講談由来のエピもあり、おなじみの史実もあり、専門家にとっては常識だが一般には知られていない史実というものあり、最新の学説が取り入れることあり。

それらがまんま使われることもあれば、アレンジされたり、見る人にわかりやすいように or 予算と尺の都合で簡略化されたり、創作エピと組み合わされたり。

こういったものに法則性というか、基準があるとすれば、「面白いかどうか」という制作側の判断だけ。

ということは、そこから何かを学ぶことができるとしたら、それは史実ではないことは明らかで、例えば何をもって面白いとするかとか、見る人の感情をどのようにコントロールするかとか、そういうちょっと(腹)黒いものになるんじゃないかと思います。

(次作の直虎での「史実にがんじがらめにされた大河ドラマをエンターテイメントに取り戻す」という言葉は、作家の側からの丸島先生の仕事の裏打ちなのではないかな?)

歴史的な史実とか、歴史的なものを取り入れることを否定したいのではなく、何を持って満足要因とするかは人それぞれ違っていていいし、その根拠として私は上記のように思うから、ということですね。

史実を忠実に取り入れることが大事であればそれを満足要因にしてもいいし、もちろんしなくてもいい。

どの程度まで史実なのか、どこまでどのような意図でアレンジしているのか、私たちには確かめる術がないんですから。

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