『テリー・ギリアムのドン・キホーテ 』まるで、モンティ・パイソンが蘇って来たかのようだ
はっきり言おう。
傑作とはこういうものだ。
バカバカしいことを常識の枠を遙かに超えたスケールでやってしまえるのは、さすがというしかない。
常識の枠を遙かに超えすぎて、楽しめないという人もいるだろうが、だとしても、僕にできることと言えば「そう、残念だったね」と心の全くこもってない慰めの言葉をかけることぐらいだろう。
だから、マイケル・ムーアが言うところの「アホでマヌケなアメリカ白人」には理解できなくても仕方無いことなんだろうな。
スター・ウォーズ観る前に観ると最高かも。
いや、最低かも?
鑑賞には、必ず冷たい飲み物とポップコーンを携えることをお勧めする。
見どころは何なのか、楽しむコツのようなものをひとつだけご紹介。
ドン・キホーテという話は、結構痛い話なのだとしっかりと認識すること。
そんな面倒くさい話をテリー・ギリアム流のデフォルメというか、大げさすぎる中、痛烈に皮肉を込めて大真面目にやらかす。
まあ、そんなところかなぁ。
何度も繰り返し見なおせば、さらに深く楽しめるのかも。
かなり、面倒くさいことだが、ハマると中毒になりそうだ(笑)。
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