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マウンテンバイクは「かっこいいやつ」を選べ!

マウンテンバイク(MTB)っていくらくらいすると思いますか。

それがピンからキリで、2万円から100万円までのバイクが、普通に店頭に売られていたりします。前回の記事でMTBを始めた経緯を書きましたが、どの程度のバイクを買うべきか。色々1ヶ月くらいずっとリサーチしていました。

使用目的

私のMTBの使用目的はこんな感じ。

・軽いものから、本格的なものまで、トレイルをひととおり走る。
・子供用のサドルを前にハンドルステムとシートポストの間につけて、息子と一緒に家の周りや公園を走る。
・通勤する。

ニュージーランドには、大手自転車チェーンがいくつかありますが、それぞれの店で得意とするメーカーが違うようで、行く先々で薦められる自転車が違いました。

色々見ていくうちに、ちゃんとしたMTBの相場は、だいたい1000NZドル(7〜8万円)が最低ラインであることがわかってきました。エントリーモデルといえども、そんなに安いわけではありませんね。

TREKがいい!

その中で、私の気に止まったのが、トレックのマーリン6。

「マーリン」は、トレック社が出しているマウンテンバイクの入門ブランドシリーズで、マーリン4からマーリン8までグレードがあります。数字が大きくなるほど性能と値段が上がっていきますが、その中でもマーリン6は価格と性能のバランスが取れた一台かな、と思っていました。

何より、TREKのチャリはかっこいい。これは完全に個人的な趣味ですが、後ほどこれが正しかったことがわかります。

マウンテンバイクの価格

結局、MTBの値段は使っているフレームの素材のグレードや、ブレーキやサスペンション、ドライブトレインなどの装備にどれだけ高級なものを使っているかで決まっているようです。

そして、同じ名前のバイクでも年式によって使われている装備が違ったり、今年はこのバイクのこのグレードがお買い得、みたいなことになっています。

加えて例のあのウイルスの蔓延のおかげでしょう、最新モデル(2022年式)のバイクの到着が、ものによってはクリスマスを超えて来年になってしまうなど、いろいろな要因が絡まって堂々めぐりをしてしまいました。

前述のマーリン6も、最新モデルは来年1月の納車になるというので、短いニュージーランドの夏を無駄にしたくないこともあり、諦めざるを得ませんでした。

ツイッターで専門家に相談

そこで、専門家に相談してみることにしました。ニュージーランドはオークランドで「BoFA RIDE」というバイクスクールを開かれている元プロバイカーの Shunさんと、ツイッターでつながっていたので連絡をとってみたのです。

Shunさんにマーリン6と同等モデルで何かいいのはないかと相談したところ、いくつかの候補をいただいたのですが、最も良かったアドバイスがこれ。

これは自論ですが、自分がカッコいい!と思うバイクを選ばれたほうがいいかと思います。機能が良くても気に入っていなければ、この先あまり乗らなくなってしまう可能性が高いです。

カッコいいは正義

プロの方から「とにかく、自分がかっこいいと思えるバイクを選ぶべきだ」という割り切ったアドバイスをいただいたことは、目から鱗でした。

もちろん、機能や装備がいいものであることに越したことはないのですが、上を見たらキリがありません。自転車は乗ってなんぼ。間違っても、あれもこれもと金ばかりかけて、実際にはあまり乗らない、なんてことにはならないようにしなければいけません。競技をするわけでもないので、基本的な仕様をクリアしていればよし、としました。

また、最近主流の29インチタイヤは、27.5インチのタイヤと比べて走破性が高くなるようですが、操縦性は27.5インチの方が良いそう。まぁ、タイヤはどちらでもいいのですが、重要なのはフレームのサイズで、自分の身長に合ったものを選ぶことが非常に大事だそうです。トレックの場合、私は「M」か「ML」サイズのフレームで、後者はホイールベースが少し長くなっているようです。

Mサイズフレームの、油圧ブレーキ、ロックアウト付きのフォーク、シングルギアのフロントで、できればリアが10段以上あるもの、で、めっさカッチョいいやつ!を基準に仕切り直し。今度は、中古品も視野にいれつつ探すこと数日。Facebookのマーケットプレイスになんだかカッチョよさげなバイクが出ていました。

TREK Roscoe 6 2021

マーリンより少し競技向けで、タイヤが太いRoscoeシリーズ。そいつの2021年式、つまり1年落ちが1000ドルで売っていました。

店頭で新品を買うと1400ドル近く、もしサービスも入れるとプラス200ドルくらいします。マーリンより、フレーム材質や各種装備のグレードが1ランク上で、なによりドロッパーポストが付いてきます。

ドロッパーポストとは、乗車しながら高さが調節できるサドルのことです。左手でレバーを押して、体重を使って下げたり、上げたりできます。上りと下りで乗車姿勢を調節できるのと、日常使いでも停車時の足つき性が向上します。このように、新品だと少し予算をオーバーしてしまうスペックのバイクでも、中古なら手が届くかもしれません。手入れがされていて綺麗ならいいかも。

ちょうど仕事でナイトとオーバーナイトシフトが続いたので、連絡を取ってから実際に見にいくまで少し時間がかかりましたが、じっくり検討した結果、購入することになりました。

売主のオーナーも東南アジア系のいいやつで、新しいグラベルバイクにアップグレードするそう。トレイルとかよく知っているというので、そのままフェイスブックでつながって、必要な時は色々教えてもらうことになりました。

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かっちょいいべ!

いやー、今回はとても良い縁に恵まれました。Shunさんとは、その後もヘルメットや整備などについてちょくちょく連絡を取らせていただいています。気さくに的確なアドバイスをいただき、非常に助かっています。ありがとうございます。

BoFA RIDEについて

元プロライダーのShunさんは、オークランドでMTBレッスンをされています。

今後、南島でも講習をされる可能性もあるとのことで、その際は是非私も参加したいと思います。

BoFA RIDEのホームページはこちら

BoFA RIDEのインスタグラムはこちら


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