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カンジダは帝国軍!?スターウォーズから学ぶカンジダとは何か


そもそもカンジダとは何かというと、、、
カビの一種で、一般的には真菌と呼ばれているものになります。
日和見菌の一種で、腸内に存在し、⾷物の消化、解毒、病原性細菌の過剰増殖からの 保護、免疫システムのサポートを助ける微⽣物群集である「腸内フローラ」の⼀部を形成していま す。
そう、悪い奴とは言い切れない、私たちの体を守る仲間なのです。
あれ?なんか悪いやつってイメージあったけど・・・というそこのあなた!
私もそうです。。。w
ぜひ先まで読み進めてください。


そんなカンジダ菌にも様々な種類があり、様々な症状を引き起こす代表的なものがカンジダ•アルビカンスというもの。他にもカン ジダ グラブラタ、カンジダ ルゴサ、カンジ ダ クルセイなどなど150種以上あり、人に関連するのは6種類です。



70%以上の人が保菌している!

少量保菌していれば良いと言いましたが、実に70%の人の腸内にカンジダアルビカンスが存在していることが2004年のドイツの研究で分かりました。
70%ということは、ほとんどの人が持っていることとなります。
ということは、増殖してしまうリスクを70%の人が持っているのと同じことになります。


カンジダはダークサイドに落ち姿を変える!

普段はわたしたちを助ける存在のカンジダですが、異常増殖すると手に負えなくなります。姿形を変えて、やっつけられないように変身します。
それが、酵母の状態から、真菌の状態になると悪さが増すのです。
まるでダークサイドに落ちたかのようですね。
厄介なのが、どんな環境でも、たとえばpHの変化や温度が変わっても生き延びられる能力を持つようになるということ。
すごい生命力です
しかも最悪なのが酵母の形、真菌の形二つともそれぞれがカンジダ関連複合体を作りそれがさらに悪さを引き起こす原因となっているのです。
まるで帝国軍・・・!

少量保菌している分には問題がないけど増殖は避けていきたいとことですね。


連合軍になったカンジダは善玉菌を制圧

カンジダ連合軍は、カンジダ菌の異常増殖によってカンジダ感染症を引き起こします。
多くの場合は、腸内細菌叢として知られる腸内の様々な微生物の絶妙なバランスを破壊するのです。
こうして腸内の環境の変化により、腸内のカンジダコロニーが増殖し、そこに生息する「善玉菌」を制圧するのです。
正真正銘のダークサイド 帝国軍となるのです。

そのため、増殖したカンジダ菌が放出する有毒な副産物によって
疲労、脳の霧、消化器疾患、体重増加、頭痛などの症状を引き起こし始めます


ダークサイドに落ち増殖したカンジダはダースベーダーとして菌糸を出す

これがとっても厄介なのですが、カンジダが増殖してしまうと枝を成長させ根を張って増殖します。
アナキンスカイウォーカーが恐怖の念が増幅し彼を破滅させダースベーダーになるのと同じ。
このようにカンジダ菌も進化して根を出すのです。
これを菌糸と呼ぶのですが、カンジダ菌が腸内で成長して広がる手段となります。
ちょうど種から芽が出て根を張って成長していく・・・・という自然の摂理と同じですね。
そして、その増殖は腸内にとどまらず、腸を含む消化管内に広がって、口や膣などの場所で感染症を引き起こすことがあるのです。→カンジダチェックリスト

口腔カンジダの患者さんを見たことがあるのですが、口の中が結構白かったです。人間の体は口から肛門まで一本の管で繋がっています。
口に症状があるということは、見えないけど腸などにもあるかもしれませんよね。

ダースベーダーの逆襲:増殖して根っこが生えた後は血中へ

発芽と同じプロセスを通じて、ダークサイドへ落ちたカンジダは根っこを生やし、その場で増殖するだけでなく、長く根っこを伸ばせばそこから腸の壁に付着し、その膜を通って血液中へ入ることができるのです。

もはやトンネル工事をして敵陣を広げています。
これはオーシャンズ11的な銀行強盗するような感じですね。
気づかれないようにじわじわと侵食していきます。
その過程で産業廃棄物のようなポジションでアセトアルデヒドやエタノールなどを血中に放出し、各臓器へ影響を及ぼす可能性があります。→カンジダチェックリスト

それが何か悪いことをしているのかというと・・・・

ダークサイドは永久不滅!?再発してしまう理由

カンジダでめちゃ〜なのは、膣カンジダですよね。
膣カンジダの方って、再発をよくするのは有名な話でしょう。
一度診断を受けたことのある人は、薬局やドラッグストアで薬剤師を通じて診察なしに薬を購入することができますよね。
それくらい「再発が一般的」ということなんです。
では、なんで再発してしまうかというと、、、、

体のいたるところにカンジダ菌がいるからなんです!!!
そぅさっき言った血中に放出されて全身に潜んでいるから、ちょこっと治したところで実際は全然治ってない!ということなんです。
確かに、その時はおさまるのですが、また時が経つと症状が出てくるわけです。
全身を巡っている血中に潜んでいるとなると、塗り薬や膣剤を一瞬使ったくらいでは到底太刀打ちできませんよね。
ということは、根本治療が大事ということになりますよね。
巨悪の根源は腸にあるので、ここのケアがとても大事になってきます。

カンジダ連合軍はリーキーガットを引き起こす

もぅスターウォーズの話をしているのかカンジダの話をしているのかわからなくなってきましたw

リーキーガットは腸に穴が開いていることを指します。
カンジダが真菌の形態になり菌糸が出てそれが腸粘膜を破り、穴をあけてしまうのです。
これによって本来、腸から排出されるはずの老廃物を血流に直接放出してしまう可能性があるのです。
これによって、未消化の食べ物やその他の粒子が血液中に侵入して免疫反応が促進されて、様々な自己免疫疾患のリスクを高めるなどアレルギーやその他の健康上の問題を引き起こす可能性があるのです。

リーキーガット症候群に関連する健康問題は⾷物アレルギーだけではありません。また、線維筋 痛症、クローン病、慢性疲労、多発性硬化症、潰瘍性⼤腸炎、関節リウマチなどの⾃⼰免疫疾患 とも関連しています。

これを予防する最善の方法は、カンジダの過剰増殖を逆転させ、増えない生活をするに限ります。たとえば抗生物質を無闇に飲まない、砂糖をたくさん摂ることを控える。などです。
他にも穴の空いた腸の粘膜、壁をケアする方法は一つではありません。
今後も一緒に学んで実践していきましょう。


終わりに・・・・


カンジダとスターウォーズの世界とあまりにもマッチしていて驚いています。
カンジダ菌は70%の人が保有しているとありましたが、カンジダが感情であるならば、ダークサイドに陥る可能性のある恐怖の念や疑念や嫉妬などの感情は誰でも持ち合わせているのでこれまた同じだなと思いました。
そうか、カンジダも生きているから同じなのか。とも思いました。
ダースベーダーもかつてはアナキンスカイウォーカーだったように、
負の感情であるカンジダも増殖させなければいいのです。

私は、スターウォーズの世界観がとても好きなんです。
目が3個あったり、姿形が人間とまるで違う人たちと共存しているあの世界。
私たちの体は宇宙と同じ。菌とも共生を目指して生きていけたら最高ですよね。


さぁ、それはわかったけれど、今現在、菌が増えてんじゃ!こりゃ!
という方、セルフトリートで増殖を抑えるデトックスやっていきましょう

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