禅と社会革命

社会のシフトが起こるためには、人の意識が変わる必要があることはだれもが感じていることだと思います。



しかし、どのように、そして、もっと大切な問いとして、どのような意識になる必要があるのか、ということがあると思います。



インドの自分のグル、OSHOに出会って以来、そのような問題意識を持ちながら、アドヴァイタ哲学、瞑想、ヨガ、呼吸法、各種エネルギーワーク、西洋的なセラピーの手法であるエンカウンターグループ、インナーチャイルド、キネシオロジー、ゲシュタルト、家族の座など、さまざまに探究してきました。


2019年以来、鈴鹿のアズワンコミュニティが、理想の社会を目指しながら行き詰まってしまったヤマギシ会の停滞を踏まえ、開発したサイエンズメソッドによってさらに探求を深め、個人の意識変容と社会の変革への道筋が、自分なりに見えてきました。



しかし、どうぜ歴史と伝統と権威主義の中で形式化、形骸化しているに違いないというぼくの思い上がった思い込みで、日本の禅はきちんと探究してきませんでした。ZENはそれなりに探究してきましたが。



ところが、その自分の思い上がった思い込みが、本日、見事に木っ端微塵に破壊されました!



日本の禅が生きていることを知りました。



井上哲玄老師。

公式サイトhttps://inouetetsugen.com/

Youtube公式チャンネルhttps://www.youtube.com/results?search_query=%E4%BA%95%E4%B8%8A%E5%93%B2%E7%8E%84%E8%80%81%E5%B8%AB



本日、初めてZOOMによる座禅会、とは言っても老師の講話とそのあとの質疑応答ですが、老師の指し示す言葉は、常に、ここ、今、これ。一切ブレなく、一瞬一瞬、真実を指し示して、狂いなし。



安心立命である私たちの実際の有り様へと、思考の迷いから醒めよと、指し示します。



この安心立命という私たちの実際の有り様に気づくこと、これこそが、安心、満足を求めて、どこまでも止まらない私たちの欲望とそれに表裏一体である資本主義社会を変えていく、不動の確かな足掛かりであり、唯一のベースキャンプであると思います。



ここに立たない限り、理想、想い、願い、志、やる気、戦術、戦略、制度、何を持ってきても始まらないと思います。
アズワンコミュニティが試みている200人ほどの社会実験もまさにこの方向だと思います。


11月は和歌山紀ノ川市の古民家に、井上哲玄老師を訪ねようと思います。

一昨日昨日と一泊2日で、内閣官房の官僚の方を、アズワンに案内しました。人間の本来、本質に適った社会を作ろうとしているコミュニティの人たちに触れて、またちょくちょく訪れますと言ってくれました。


岸田政権になったことで、彼の所属する部署が、デジタル田園都市国家構想実現会議という名称に変わり、いろいろ新しいことができそうとのことで、楽しみにしています。


岸田さんは宏池会、故大平正芳首相が掲げた「田園都市国家構想」をデジタルによって復活させようとしているようです。


大平正芳氏と同じく香川県出身の自分としては、うれしくも期待するところがあります。

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