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大地からのサイン

10日目(4月13日)

今日で10日目、100日の10分の1が過ぎた。
私が「書く」という行為について、連続してここまで続いたのは初めて。
こうやって、自分の行動を言葉にすると勝手にモチベーションが上がってくるから不思議だ。
よく、続けているよね、そういう優しい言葉を自分にかけてみた。
そうすると、ごろにゃーん、膝の上の猫状態になる、わかりやすいね。

今日は、森への仲間と一時間ほどzoomで雑談をした。
きっかけは、森へがyoucubeで「森へチャンネル」を開設したので、
そこで放映するものを、試しに録画してみよう。
そんなトライアル的なもの。

森のことや、リトリートのこと、その他もろもろ、なんでも話してみよう。
ということで、事前打ち合わせも何もなく、始まった。

スタッフの一人が、今のコロナでの生活は、リトリートをやっているような感じがする、と言った。
「リトリート」を直訳すると、「退避」。
軍隊用語で前線から強制的に下がらされること。
まさに、今、コロナで多くの人が、日常の社会生活から退避させられている。
そうか、私たち、リトリートしてるんだ。

この生活で、色々仕事がキャンセルになった人は、何をするわけでもないので、寝てばかりいるらしい。その人は寝ると必ず夢をみて、夢の世界で現れたことが現実とつながっているようなことも起きているそうだ。

たしかに、夢だったり、ふと、目の前に現れたりするものが、現実へのメッセージ(サイン)になっていることがある。

例えば、夢に出てきた人に連絡をしてみたら、自分にとって大事な情報をその人がもっていたとか、あるビジネスのアイデアが思い浮かんだ瞬間、雨が止んで光が差し、これはやったほうがいいと感じて、やってみたら大成功したとか。

ある意味、世界はサインにあふれていて、サインは、受け取るか受け取らないか、そういうものだ。

森でもさまざまなサインに出会うことがある。

去年、森の中で寝転がっていて過ごしていたとき、敷いていたクッションを片付けようとクッションに左手を置いたその時、その横に太さ1,5cm、長さ50cm以上はあろうかという大ミミズがいたのだ。

実は、私は、大のミミズ嫌いだ。
子供の頃、庭掃除を頼まれ、調子にのって、地面の苔を剥がしたら、そこから大量のミミズが溢れ出してきて、それ以来、姿をみるだけで飛び上がってしまうほど。

私は目をそらすこともできず、身体は固まったまま、大ミミズを凝視していた。
見つめていると、次第にそれが怪しく美しく感じて、そのまま見入ってしまった。
大ミミズは悠然と移動して枯葉の中に消えていった。

その森には10年近く通っていて、これまで全くミミズに出会ったことがなかったのだけれど、ちょうどその半年前くらい森にリトリートで三日間過ごした時、なんどもミミズに出会って、何なのだろう、、と思っていたところだったのだ。

大ミミズの衝撃はなかなか消えず、呆然としていた。サインであることは間違いないのだが、あまり解釈をしたくなかった。ただ、なんとなく、警告のような感じがあった。ミミズは土壌を豊かにする生物だし、大地が怒っているのか?そんな感覚が残った。

それから一年くらい、私自身の生活は変わらずつづいていたのだが、今回のコロナのことが起きて、あの大ミミズのことを思い出した。

大地からのメッセージ。

今、大地から、地球から伝えられていることがあるとしたらなんだろう。




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