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私がやっているエンジニア採用の方法

企業の数だけ採用のやり方や考え方があるので一概に言えないけれど、最近採用の仕事の比率が増えてきたのでそのことについて話そうと思う。

1、どんな人を採用しているか


従業員数が10人程度で、その半数がエンジニアである。
エンジニアもいろいろあるけれど、私の会社はハード・エレキ・ソフトをそれぞれ採用している。
特徴としては外国人が多い。現在約3割が外国人で、今後も増えていく予定だ。
採用方法としてはどこまでを「リファラル採用」というのか微妙だけれど、ほとんど人づてである。
私や役員の知り合いの紹介が一番多い。
前の仕事での知り合いで仕事ぶりを知っていたり、プライベートの知り合いから声をかける事もある。また、お世話になっている会社の方からの紹介などもあった。
しかし、最近はそれだけでは採用できなくなっているので就職説明会に出たりインターンを積極的に活用したりしている。

2、インターンからの採用


インターンは日本人インターンと外国人インターンをしている。
日本人インターンは「ロボットメーカーで機械を触りながらインターンしてみたい」と思ってもなかなか場所がないのと、大手のメーカーは説明会のような1dayインターンが主流のため実際の仕事を体験できないという事で興味のある学生が来てくれている。ただ、ここからの就職はない。進学や「まずは大手で」という人が多いためである。しかし、今後はインターンからの就職も増やしていきたいと考えている。
外国人インターンは私が前職で海外(&どちらかというと政府や行政)と関わりのある仕事をしていた関係で紹介があり受け入れている。
夏休みの1カ月だけであるが、非常に優秀な学生がいて就職にも繋がっている。
私の実感として、この辺の地域ではまだ留学生インターンは「お客さん」「そこまで採用する気がない」という会社が多いように思う。留学生自身も日本で就職したくても日本語の壁があったりしてあまりうまくいってないという事もあるよう。(実際弊社に来てくれた子は最初、独特のアクセントと声が小さくて聞き取りにくく他社の面接ではうまくいっていないようだった。でもインターンするととても優秀だという事が判明して来てもらう事になった)
そのため、このプログラムを仲介している方が「御社はインターンからの採用実績があるしインターンの条件もいいのでいい学生を紹介したい」と思ってくださるようで優秀な学生さんが来てくれる。
これは続けて行きたいと思っている。

3、民間の転職サイトは使っていない


私の知り合いで1回使ったものの、価値を実感できなかったため現在は使っていない。あと、エンジニア採用と言うと本当に沢山の営業が来る。
正直民間の転職サイトの方が優秀な人が集まるかと言うとそんなこともなく、今のところ行政(や行政の委託した団体)の転職や就職サービスを使っている。
今後の採用計画によっては利用を検討することもあるかもしれないけれど、個人的には「あんまり…」と思っている。

4、SNS転職について

一時期、Twitterなどで転職したい人に声をかけていたが、こちらも振られることが多くてやめてしまった。
優秀で経験豊富なバックグラウンドがある方が多いが、その分「大手で働きたい」と言う人多い印象で、うちのようなベンチャー企業には来てもらえない。
そのため最近は声をかけていない。
ただ腕に自信のあるエンジニアさんはSNS転職をやってみるといろんなところから声がかかって自分の実力がわかるし情報が集まるのでやってみるといいと思う。

5、採用の際に意識している事

就職説明会ではできるだけ沢山求職者と話すようにしている。
私自身学生時代の就活は50社以上説明会を聞きに行ったため、当時を思い出したりしながらどうしたら求職者に刺さるプレゼンテーションとなるかを考えている。
また、書類を頂いた方は能力や会社に合うかを見ながら採用試験をしている。エンジニアビギナーから数十年も経験がある人も来るので、その中で「うちで活躍してくれるか」を意識しながら採用している。あと、遠くから応募してくださる方もいるので、そういう人は「長く勤められるか」という事を考えながら試験をしている。
なお、ベンチャー企業は資金調達などの兼ね合いから人数を一気に増やさないといけない時期があることが多いが、そういうフェーズに入ることがあれば作戦を変える必要があると考えている。

6、終わりに


ここ数年試行錯誤しながら採用活動を行ってきた。
おかげで今のところ退職者0である。
今後も「ぜひ働きたい」という人に来てもらえたらと思っている。



(この文章、いろいろ思うところがあるけれど、今回はこれであげる事にする。)

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