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小学校で学んだ単元の復習~うちの低学年ver~

発達障害関連でセラピストとして仕事をしている私ですが、
普段自分の子どもに対してはプロ感ゼロで接しております。

我が子は、WISCでいう言語理解とワーキングメモリが低い不安強めなタイプです。処理速度は平均域ですが、実際宿題を始めるとなると、漢字のはねや止め、バランスをきちんと書きたいがために、何度も消しては直して時間がかかりまくります。
「字は読めたらいいんだよ」「そのくらいいいじゃん、次々!」と私の小言が次第に苛立ちを帯びていき、私が怒っている感じになっていきます。
なので、1度の宿題で「十分丁寧に書いていると思うよ」と伝えた後は、小言を我慢するようにしました。
計算もできたりできなかったりとマチマチです。
この前出来ていたことも、授業で違う単元に入ってしまうと、すっかりやり方を忘れてしまっているのです。そう、さくらんぼ算とかさくらんぼ算とか…。

それでは、うちの子の場合の復習についてお話しします。
普段はしません!
有難いことに、今のクラス担任は宿題として音読/漢字を書く/計算ワークのうち、1~2つ課してくださいます。
宿題をこなせばOKにしています。
学童利用日は、大抵宿題を済ませて帰宅することになるので、本当に自力でやったのかどうか不明です。
しかし、学童未利用で自宅にて宿題をおこなう場合は、できるだけ近くに居てすぐにヘルプできるよう、家事を工夫しています。
手が汚れていたり油物を使っていたりすると、ヘルプにすぐに対応できないので、洗濯物を畳んだり食器を片したりといったことをしています。
●音読
少々文末の勝手読みは指摘しません。学校の授業でしつこいほど読んだり聞いたりする単元なので、いずれ誤りに気づいたり、自然と文末まで正しく読めたりするようになると思うからです。
まだ馴染みのない単元を読む際に、言い淀んだ単語は私の心の中でとどめておきます。(大抵忘れてしまうのですが)瞬時に見て単語のまとまりとして読めていないということは、子どもがその単語に対する親密度が低いのだと思います。または、初めて見聞きする単語か。であれば、その単語に関する話題をその日のお風呂や食事でだして、子どもにとって聞き馴染みのある単語に変えることが、私にできることかなと思っている。
日々音読していると、べらぼうに早口で読んで済ませようとしますが、それはそれでOKだと思っています。早口で言えてしまうのは、文構成に慣れている証なのだから、ゆっくり丁寧に話すのは学校の発表時で良いとしている。
●漢字
最初のうちは、漢字辞書を使って、一緒に漢字熟語を調べて書いたものだが、低学年しかも言語そのものが弱めのうちの子にはハードルが高すぎるし、手間がかかりすぎるなと思い、辞めた。配布された漢字ドリルに書いてある熟語や使い方の例文程度で、うちの子には十分だ。
個人的には、止めも払いも気にしていない。雰囲気合っているように書ければ良いし、最低限模写と読めてくれたらいいと思っている。
読めれば、パソコンやスマホで入力して正しい漢字を選択できるし、模写が可能であれば、調べた漢字を書き写すことができる
自立する際に、何とか役所関係の書類を一人で処理できるレベルに育ってくれたらいい。
うちの低学年っ子は先生ごっこをやりたがる。クラス担任の真似をして振る舞い、朝の会などを進行する。そのため、お風呂で使えるミニ黒板やホワイトボードを自由に使えるようにした。すると、担任の口癖を真似ながら自主的に今日習った漢字を書くので、勝手に復習できているのだ。このように出来るだけ、子ども主体の遊びの中で復習してくれるのが精神的に1番良い。
●計算
さくらんぼ算は取り入れた人には申し訳ないが、うちの家訓ではどうでもいいとしている。その単元を学んでいる際だけでも、手順を把握できたらよい。その後やり方を忘れても、2年生の1学期終り頃に筆算がでてくる。異論はあると思うが、さくらんぼ算を必死にやるより、筆算による解き方に力を入れたらいい。ワーキングメモリー少なめな子にさくらんぼ算のあっちいってこっちいっての過程は酷なのだ。筆算のように上から下に計算する、繰り上げ繰り下げの数を目に見える形で書いておけるのもワーキングメモリが低い子にとっては、見て分かる手がかりとなりやすい。
ということで、うちの場合はさくらんぼ算は捨てました。
筆算を行うために、2桁の加算減算の計算カードや計算アプリは車移動の際の時だけ取り入れました。
以上。
その他工夫としては、家で宿題を行う際には、頭で考えていることを声にだすよう口酸っぱく言いました。
頭の中で問題読んで考えて答えようとするのは、把持力ないうちの子には厳しいだろう。「とにかく出題文を声にだして自分の耳で声(聴覚情報)を聴き、キーワードに印をつけてみて(視覚情報)。」とアドバイスした。
あとは、姿勢はどうでも良いことにして、本人に任せた。
気分によってはノートを床に置いてやったり、机に向かっても膝をたてたりしている。しかし、本人にやる気があり体力精神力いずれも余裕がある時は、自然と良い姿勢で取り組んでいる。
鉛筆の持ち方が宜しくないので、漢字練習中のみ2回までと決めて口頭注意することはある。これは、上記の様に本人も綺麗に書きたがっているので、正しい持ち方の方が綺麗に書きやすいと伝えている。書く事すら拒否的な子であれば、正しい持ち方に言及していないだろう。

勉強が好き・得意な子は、満遍なくしっかりきっちり学ぶと良い。
うちの子はそもそも勉強は好きな方ではないし、私もIQが分かるが故に勝手に上限を決めて見限ってしまっている部分もあって、捨てれる単元は捨てていこうと割り切っている。それは良くもないし悪くもないだろう、程度問題だ。いずれにしても、今できなくても半年後には自然にできるようになっているかもしれないので、少し経過を見守るたいども良いと思っている。2年3年と勉強が遅れていけば、それは学習障害の域になると思うので、個別的な学びが本格的に必要になるだろう。
とにかく、勉強が大嫌い!少しも机に向かいたくない!プリントアレルギーなどにはならないよう気遣っている。


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