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フルリモート医療ベンチャー組織の全社総会はどのように行われているのか

皆さん、こんにちは!アナムネ広報担当です。
2022年5月26日(木)、年に一度アナムネメンバーがオンライン上で集まる「メンバー総会」が行われました。
どのような内容なのか、周りの皆さんにもその様子を少し知っていただきたく「メンバー総会」について代表菅原にお話を聞いてみました!

ー早速ですが「メンバー総会」とはどういったものでしょうか?

アナムネのメンバー全員が参加するオンライン会議のことです。
毎年決算時の株主総会が終わった後にメンバー総会を開催しています。
今回は、医師10名を含む29名が参加してくれました!去年より参加者が多くて嬉しかったです。

ーいつから、どのくらいの頻度で開催しているのですか?

2019年から毎年1回行っています。
それとは別に、例年1月には「年初キックオフミーティング」も実施しています。つまり、スタッフ全員に声がけする総会は年2回あり、そのうちの一つがこの「メンバー総会」です。
2019年にアナムネメンバーが増えてきたことがきっかけで始めました。

ーメンバー総会の目的はなんですか?

僕らはフルリモートで組織運営をしているので、全員が顔を合わせて事業全体を捉える機会がなかなかありません。何を目的で、事業を行っている会社なのか改めて理解し目線を合わせるために始めました。
メンバー総会では主に以下2点を大事にしています。

  • 「毎回同じことを表現を変えながら繰り返し話す」ということ

  • アンケート結果を元にPDCAを繰り返し実施すること

「毎回同じことを表現を変えながら話す」点について繰り返しているのは大きくは4つあります。
・アナムネの事業内容について
・今年アナムネがやってきたこと
・組織構造について
・これから何をやるのか

これら過去・現在・未来については非常に大事だと感じているため、表現の仕方を変えながら、メンバーの認識合わせのため伝え続けています。

また、毎年メンバー総会の最後にアンケートの回答をお願いしているのですが、そのアンケート内容を見て良かった点や改善点を見つけています。

ーアンケートのPDCAはいいですね!アンケートによって今年改善したことはありましたか?

登録医師に発表してもらったことです。前回のアンケートで医師の話を聞きたいという声があったためです。
併せて、各事業部の責任者より、事業部それぞれの役割についても話してもらいました。
年初のキックオフミーティングに先生方が6名くらい参加してくれて発言・質問してくれたのですが、その際メンバーから「実際の先生のお話を聞けて良かった!」との回答が多くありました。今年はドクターミーティング定例MTGの時間に続けることで、なるべく先生方に参加いただけるよう改善を加えました。
また、「組織のことがわからない」という声があったので、全体のどこに誰がいるかわかるように組織図を作成し共有しました。

逆に、今年やめたものもあります。
去年までは、「アナムネ社の理解を促進する」という目的で「アナムネクイズ」をやっていましたが、アンケートの反応が良くなかったので今年はやめました(笑)
意気込んでクイズを作って、私のポケットマネーでAmazonギフト券などの商品を用意してたのですが、満足度が高くなかったので悲しかったですね(笑)

ー医師の方のお話も含めて、今年の「メンバー総会」の内容を教えてください。

繰り返しになりますが、今年のメンバー総会では、以下4点についての発表でした。。

【1】我々は何をやっている会社なのか
【2】今年何をやってきたのか
【3】各部門で何をしているのか
【4】会社全体として何を目指しているのか、今後何をやっていくのか

【1】我々は何をやっている会社なのか
今年は特にアナムネ社のやっている事業が「オンライン病院」事業であるということを重点に説明しました。
投資家へしている説明内容を、メンバーに理解してもらえるよう組み替え、プレゼンをしました。

【2】今年何をやってきたのか
今回、先生方にお話頂くことの他に新しく加えたものがもう一つありまして、それが「アナムネ10大ニュース」です。占いっぽく、より楽しくより分かりやすくしました。
プレスリリースPV数ランキングをニュースにし、詳細を伝えました。
自分の会社のプレスリリースは全部見れないと思うので、新たにまとめて見せる感じにしました。外から見られているアナムネ社と内部から見るアナムネ社のギャップを埋めるために取り組みました。

【3】各部門で何をしているのか
各部門のプロダクトオーナーがいるので、彼らが何をやっているか、今後何をやっていくのかを彼らの口で彼らが作った資料で話してもらいました。
「オンライン病院」のプロダクトオーナー(女性)が今までのデータを整理してくれて、アナムネの使われ方、課題を分析して話してもらいました。

【4】会社全体として何を目指しているのか、今後何をやっていくのか
ユーザーや医師にとって使いやすいサービスへ進化させ、女性医師200人が常時働ける「オンライン病院」を目指すということを共有しました。

一番反響が良かったのは、医師が発表するパートです。産婦人科医の先生(社内で一番コミットいただいている先生)に「医師が何を考えて診断しているのか」お話いただいた内容です。
これがエンジニアの方から、ものすごく評判が良かったんです!
「なるほど!そうやっているとは、エンジニアと同じですね!」という声が多かったです。

ーそれは凄いですね!医師とエンジニアの共通点があるとは面白いですね!

そうなんですよ。その先生は、「医師とは、データを整理して、その人の症状・病名を特定して解決策を提示する人だ」と仰っていました。
患者さんのお話・ストーリーが重要で、聞いていくと本来解決すべきことが見えてくるとのことです。

例えば、山田太郎さん(仮名・50代男性)が腹痛で来られた事例を見てみます。

ここから、医師は重要な情報の切り取りをします。切り取ると以下のようになります。

ここから注目すべき情報をグルーピングして、病気の特定に結び付けていくんだそうです。
これが、「エンジニアのプログラミングにかなり似てるね!」と大絶賛でした。

ーめちゃくちゃ面白いですね!他のアナムネメンバーの感想はいかがでしたか?

メンバー総会の全体的な話になりますが、今回の総会は評価がすごく高かったです!歴代最高でした!
事後アンケートを毎回とってるんですが、各セクションの評価は「とても有意義だった」「有意義だった」の数値が過去最高でした。
全体的に「非常に有意義だった」と答えた人の割合は、昨年は約41%だったのに対し、今年は69%と約3割も増加しました!
また、「アナムネへの理解は今回の方が深まった」という声と「所属部署意外への理解が非常に深まった」という声も昨年より増え、とても嬉しかったですね~!

あまり深まらなかったと答えた人はゼロでした!
反省をしながら、ブラッシュアップしていく行為が重要なんだなと改めて気付きました。

ー最後に、メンバー総会の感想をお願いします。

この準備、すごい大変なんですよ(笑)
今回は上手くいったなと思ったので、集大成になったなと感じ、手ごたえがありました!
メンバー総会は、僕が話すパートを少なくする方針でいまして、今回はそのファーストステップでした。
前述の通り、各部門のトップや先生方に話してもらうコンテンツを入れて、自分事化される点ですごい良かったと思います。
プレゼンを準備したり総会で皆に話すことによって、アナムネの実現していくことが見えるので、本当にして良かったです。
人は、受身だとなかなか聞いてくれないので、「自分の意思で自分が関わって自分が良くしたいと思って実行する」ことを自然に作り上げたいと思っていて、そのための仕掛けです。つまり、コミットメントをあげるために、各部署のパートを新設しました。
「菅原さんのやってる会社でしょ」と言われることから脱皮していきたいという思いがありました。
他の会社の皆さんも、絶対に実施した方が良いです(笑)!!

以上、メンバー総会についてのインタビューでした!
今年のメンバー総会はとても良い会でした!菅原の熱い思いを受け取っていただけると幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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(取材・文/岡空直子)