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自分による自分のためのデスクづくり(組み立て編)

いよいよ最終回、デスクの組み立てについて書いていきたいと思います。

前回までの流れは下記リンクをご参照ください。

完成を目指してもうひと踏ん張り、いってみましょう!

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用意するもの

・天板
・デスク脚
・鉛筆
・鬼目ナット
・インパクトドライバー
・ドリルビット
・六角レンチセット
・カッター

※各アイテムの詳細については準備編をご覧ください。

準備

まずは天板のどの位置に脚を取り付けるか検討してみましょう。下の写真のように実際に脚を置いてみるとイメージが湧きやすいと思います。

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私は、横幅いっぱいの位置に取り付けるのはちょっとカッコ悪いと思い、少しだけ内側に寄せて付けることにしました。およそ7cmほど余裕をもたせています。また、奥行き方向については気持ち奥側に寄せています。少し奥まったところに脚がついていたほうが手前から見てスタイリッシュに見えるのでは?と考えたためです。手前側10cm、奥側7cmのマージンで調整しました。

取り付け位置が決まったら、鉛筆で印をつけます。まずは脚の穴をなぞるように楕円形を描き、その中心を狙って十字の印を付けるのが良いと思います。固定用のボルト径に対して脚の穴の径には余裕がありますので、少しくらい中心を外してしまっても問題ありません。

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穴あけ

さあ、いよいよ穴あけ加工ですね。一番緊張する作業だと思います。とはいえ、コツさえ掴めば単なる繰り返しの作業ですので、セオリーに則って進めていきましょう。

ちなみに、ドリルビットはホームセンターで1000円ちょっとで買いました。プロ用は高価ですが、趣味の範囲内ですのでこのようなセットで十分でしょう。

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さて本題です。今回、脚の取り付けに使う鬼目ナットは9mmほどの下穴を必要とします。

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一度で9mmの下穴をあけるのは少々リスクを伴います。ですから、まずは小さな穴をあけてから少しずつ穴を広げていくのが安全策でしょう。私は下記の順で下穴を拡張しました。

3mm → 6mm → 9mm

鬼目ナットの長さは20mmですので、下穴の深さも20mmになるのが理想です。ですが、天板の厚みは30mmですので掘りすぎてしまうと穴が貫通してしまうリスクがあります。そんな悲しいことにならないためには、ドリルビットの刃先が20mmになるようにテープを巻くのがおすすめです。

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穴を拡張する際に穴のキワが少し割れたりすると思いますが、あまり気にしなくて大丈夫です。天板の裏側の話ですし、デスク脚を取り付けてしまえば見えなくなります。

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ただ、カッターで穴の周りのバリを綺麗にしておくと鬼目ナットを埋め込んだ時の仕上がりが良くなると思います。余裕があればやっておきましょう。

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取り付け

無事に穴あけが終わったら、鬼目ナットの埋め込み→脚の取り付けと進んでいきます。デスク脚に付属するボルトが鬼目ナットに適合しているか、念のため確認しておきましょう。

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埋め込みには六角レンチを使います。私はこの存在をすっかり忘れており、慌てて近所の工具屋さんへ。200円くらいで買えました。なお今回の鬼目ナットはミリ規格ですので、インチ規格と間違えないように注意が必要です。

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セットの中で一番太い6mmのレンチを使って埋め込んでいきます。なるべく鬼目ナットが垂直に入っていくよう、気をつけながら作業します。天板に硬い木材を使っていると少しキツイかもしれません。アカシア集成材の場合、下穴9mmでスムーズに入っていきました。

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一通り埋め込みが終わりました。完成まであと一息です。

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取り付け位置も良さそうです。若干ずれていますが、先述の通りデスク脚の穴に余裕がありますので問題ありません。

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あとは、付属のワッシャ・ボルトを使って脚を取り付けるだけです。

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晴れて自分による自分のためのデスクが完成しました!

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最後にひっくり返すときは、できれば2人で作業することをおすすめします。ここまでの疲れもあり、労災につながりかねません・・

付録:ケーブルトレーについて

さて、デスクとしての基本機能は完成しましたが、準備編で用意しておいたケーブルトレーの取り付けについても書いておこうと思います。

私の場合、デスクの完成後しばらく経ってからケーブルトレーを取り付けました。そのため、デスクの上を片付けてもう一度デスクをひっくり返すという面倒な肉体労働をすることに…最初からケーブルトレーをつけるつもりであればデスク脚の取り付けに続けて作業してしまいましょう。

今回使用するケーブルトレーは、取り付けパーツとカゴの部分が分離するタイプのものです。準備編でも書きましたが、このタイプのほうが取り付けは簡単だと思います。

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早速、取り付け位置の確認をしていきましょう。カゴが壁に当たらないよう、少しだけ内側に寄せて設置することにしました。

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取り付け穴をなぞるように印をつけます。

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下穴を開けます。今回は太さ4mmのビスを使いましたので、3mm径の下穴を開けました。深さは20mmです。

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ビス止めするとこんな感じになります。

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反対側も同様に穴を開け、カゴを取り付けます。黒いボルトをねじ込むことでカゴが固定されます。

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早速、コード類をつないでみます。天板に加工した配線よけのスリットからコードを通し、カゴに設置した電源タップに接続します。これで足元がスッキリします。掃除機もかけやすくなりました。

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おわりに

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。この記事を書いている時点でデスクの完成から1ヶ月以上経過していますが、今のところ全く不具合は出ていません。それどころか、思惑通り最高の満足感と高揚感を味わいながら仕事ができています。

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また、デスクが完成したことをきっかけとして、卓上の環境についても一層気を使うようになりました。時を改めて、ケーブルをスッキリさせるガジェットなどについて紹介したいと思います。

実は安藤剛さんのマガジンにまとめていただけるのを密かな目標にしています。引き続きどうぞよろしくおねがいします。


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