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日めくりアルバムチャレンジ #17 『Terror Twilight』

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Pavement 『Terror Twilight』

そろそろこのタイトルにも飽きが来て、#20ぐらいまで行けたらタイトル自体を再考したいと考えてる。チャレンジってなんか変だよね。

 専門学校か文京区か忘れてしまったんだけどこのアルバムに出会ったのは図書館だったと思う。当時はディスクユニオンの中古コーナーの洋楽ロックをA-Zまでチェックして聴いたことがあるようなバンドのCDを探していたり、とにかくなんでも吸収しようというパワーが凄かったし、時間もあった。
いまとなっては、古着屋を何の目的もなく散策するのもめんどくさいし、何事も決め打ちになってしまったようだ。

このCDをなぜ手に取ったのか、正直理由がまったく思いつかないしバンドの名前も知らなかったのだけど、1曲目から流れるドリーミーでへろへろなサウンドにまたたく間に魅了されてしまっていた。

 当時の自分は、まずBeckから、偶然Pavementにたどり着き「これが、ローファイか!このへろへろがローファイなのか!」と解釈してしまったんだけど、ある種いまだにローファイとはなにか?という境地には達していないのである(多分、2ndや4thの方がそれっぽいんだよね?)
Beckのフォーキーさが好きだった自分としては、このアルバムから入ったのは良い選択だったと思う。ジャンクさよりもアメリカのフォークの温かみやじんわり来るポップさも、ときおり気が触れたようなへんてこなメロディとテンションが登場するのも、とても好きだ。

作為的な商業さが感じられず、そんな自由気ままなオタク共のサウンドが、最強にポップであるという事実がいま思えば面白いが、90年代はロックがヒーローから凡人(ないしはオタク)に広がり始めた時代であった。
最初に好きになったはロックスターだったが、自分の性に合うのはこいつらかもしれないと気付かされてしまった。
オタクだって、愛を歌うし、叫ぶんだ。まあそんな感じ。

念願かなって、サマソニでLIVEを見ることができたんだけど思った以上にエモいパフォーマンスでちょっとビックリした。



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