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フリーランスは申請しないと損する? 持続化給付金とは

今現在、資金調達する上で、かけた労力に対して、効果=「受取れる金額」が多いと評判の「持続化給付金」についてかいつまんでお伝えしていきます。
巷では、「申請してから2ヶ月経つのに全然審査が下りない」、「本当にこの給付金はもらえるのか?」等といった不安・不満の声も聞かれます。

結論から言いますと、「持続化給付金」は申請の仕方を間違えなければ、対象者全員がもらえる給付金です。
今回、実際、私自身が申請に通り、最大額の100万円を受給できたことから確信を持ってお伝え出来ます。

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フリーランスや個別に仕事を請け負っている方は、皆さん多かれすくなかれコロナ禍により影響を受けている状況ですので、せっかくの制度を活用していきたいですね。

① 持続化給付金とはどんなものか?

感染症拡大により、営業自粛等により特に大きな影響を受ける事業者に対して、事業の継続を支え、再起の糧としていただくため、事業全般に広く使える給付金を給付します。
(経済産業省資料に拠る)
さらにこの給付金はその名の通り、借金ではないため、返済の必要がないというものです。

② どんな人がもらえる対象か?

2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等に より、前年同月比で事業収入が50%以上減少した月(以下 「対象月」という。)があること。

前年の同じ月と比べて売り上げが半分未満に減った月があれば、その月を対象月として選び、最大で100万円までもらえるということです。


給付額(上限 100 万円)=2019 年の年間事業収入 - 対象月の月間事業収入 × 12

実際の給付額は上記で求められますが、正確な金額は確定申告の方法や諸条件により異なってきます。
ここでポイントになるのは、売上を見るので、最終的に赤字であっても黒字であっても、対象にできるということです。

さらに5/22の政府の発表により、申告の際に、「雑所得」や「給与収入」の項目で申請をしてしまったが、実際には、売上だったという場合にも対象とできるように、変更されました。
これにより、個人事業の開業届を出していない「副業の方」も対象となりました。

自分はサラリーマンだから関係ないと思っていた方も、副業されている方には朗報です。ただし実態が事業による売上であると証明できることが条件ととなり、制度適用は6月中旬~(予定)ということで、開始が待ち望まれます。

③ 申請のために

▼必要書類
申請を通すために必要な書類は以下の4点です。
① 2019年分の確定申告書(青色、白色ともに可)
② 2020年の対象とする月(対象月)の売上台帳
③ 通帳の写し
④ 本人確認書類の写し
以上ですが、実際の受給までにさらに追加書類が必要なこともあります。

▼申請期間
2020年5月1日~2021年3月15日
現状、申請が急増しており、100万件の法人、フリーランスの申請が出されているようですので、期間満了前に打ち切りになるという予測も。

▼申請後の流れ
提出した必要書類を審査後、不備がなければ、最短で2週間後に指定銀行口座に振込入金。


このようにみていくと、前回記事でお伝えした助成金に比べれば、この持続化給付金はハードルが幾分低いと言えるでしょう。しかしながら、こういった補助金を実際に申請したことがない人にとっては想像以上にハードルは高いようです。

そもそも、確定申告って何?聞いたことがない。言葉は知っているが、今まで申告をしてこなかったという方。また収入は実際に減ったけど、コロナ禍が直接の原因と言い切れないので、自分の場合は対象になるのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

経産省も適切な形での制度運用や、不正受給を防ぐために様々な細かい条件を設定していますが、さらにそれをクリアしたとしても、都道府県により、判定基準があいまいだったりします。

そんな中、私自身や多くの顧客、またフリーランスや経営者の友人達も上手くポイントを押さえて申請することで無事受給することができました。
その経験をもとに、持続化給付金のメリットやポイントをお伝えしてきました。

今回はここまでとします。また次回の記事でお会いしましょう。
ご覧頂きありがとうございました。

すこしでもお金の問題で困っているフリーランスの方の一助になれば幸いです。ご相談やご質問ありましたらtwitterよりDMお待ちしております。

アナ@資金調達、コロナ補助金(@nayamisugija)

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