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私の日常にあるしあわせな時間



スウェーデンから戻って,
慌しく時間が過ぎました。

アートを介在にした私の仕事は
歳を重ねる毎に
また別のたのしみをあたえてくれます。



スウェーデンの学校から知らされる,
若い学生たちの
自由な発想と思いをぶつける制作意欲は、

今まで味わったことのない
強いエネルギーを感じます。

そんな時ドキドキするしあわせが見えます。



超特急に乗って
アートをたずさえてはや半世紀が経ちます。



手首も指も腱鞘炎になやまされ、

物を落としたり、
壊したり、

でも諦めない。



絵の線が歪むのも、
縫い目がみだれるのも、
私らしいと笑う。

そんな時にしあわせが覗く。



毎日、散歩をします。

都会のど真ん中とは思えないほど
新宿には大きな公園がいっぱい。


葉が落ちて枝だけになった大木に、
鳥が一羽。

いい景色ですか?

そんな会話ができるしあわせ。

若い学生さんの住むこの界隈で、
立ち寄って菓子パンを買う。




珈琲淹れて
頬張るカレーパンとピーナッツパン。

幼い頃の想い出でを運んでくれる。

そんな時がしあわせです。



私の生活の中のブームは、
「繕い」つくろいTsukiori



古くなって穴のあいた
セーターや靴下を、

色とりどりの糸や毛糸で塞いで、
また使うこと。

花模様だったり、
ただの三角や四角だったり、
刺繍やアップリケで。

そんな時うきうきします。



古くなって捨てることを
断捨離といいます。

でもスウェーデンの人々は
年老いてもそれをしません。



年老いてからできる三原則


・今までと同じ場所で生きる
・思い出の物を捨てない
・自分で出来ることはできるかぎり自分でする

簡単なことがしあわせです。

動き回って一息ついて飲むお茶時間。



庭のハーブや野菜が
料理をにぎやかにする時。

庭の薔薇が蕾みを膨らませる時。

作ったスープを飲み干す時。


私の日常には、
たくさんの
しあわせな時があります。


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