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肩書も知識もいらない、ただ友達になろうとすればいい~anagonの日記 3/31~

はじめに

日本食がさすがに恋しすぎて笑えないレベルです。
日本に帰れたら、日本食のありがたみに涙すると思います。


①今日あったこと

1.歌詞読みワークショップした

さくらこpresentsのワークショップで、歌詞を気持ちを込めて読むという歌詞読みワークショップをしました。
人の曲をカバーさせてもらう時とかはやることがあったのですが、声に出して人に伝えるというのはやったことがなくて、とても面白かったし勉強になりました。
みんなの歌詞読みもとても良くて、歌詞ってすげぇなぁって思いました。

2.ようすけと色々話した

ようすけとなんか色々話しました。
今の生活のことだったり、お互いのことだったり。
ようすけと話すと、ようすけを通して自分を見つめ直すことができてとても良きなのです。

3.夕飯がうまかった

もはや毎日ですけど、今日も夕飯がうまかったです。
今日は炊き込みご飯も、温野菜と、かきたまスープ。
毎日おいしいご飯が食べれて幸せです。

4.桜子と色々話した

今日のペアトーク(誰かとペアになってただ話す時間)は桜子とで、久々にペアになったので色んなことを話しました。
演劇の話とかたくさん聞けて面白かったし、似た悩みも持ってて、より親近感が湧きました。


②今日思ったこと

1.人の曲を歌うのは簡単じゃないって話

今日の歌詞読みワークショップをしてみて、改めて思ったのは、人の曲を本当の意味でちゃんと歌うというのはすごく難しいことだなと思いました。

言葉のある音楽は、つまるところ詩とメロディーの合体したものなわけで、
詩を理解しないことにはその曲のメロディーしか聴けていないということになります。

別に音楽の楽しみ方は自由なので歌詞を読まなくたって別にいいんですけど、リスペクトを持って人の曲を歌わしてもらう時は、やはりアーティストが何を思ってこの言葉を紡いだのか、そして自分なりに落とし込んで、どう歌うのか

そういったことは考えるべきだと思います。

ただ歌詞というのはそのアーティストの生き様が出ていて、ちょちょっと読めば理解できるようなものでもない。

言葉一つ一つのニュアンスを読み取って、自分なりに解釈をして、歌う必要があります。

人の曲を歌うということは、その人に丁寧に向き合う難しさがあって、人の作品にはリスペクトを持って接していたいなと改めて思いました。


2.集団生活で何を最優先にするかって話

現在ペルーに軟禁されて二週間以上経っている状態です。
異常事態ではあるけれど、正直かなり毎日いい感じに過ごせているとは思います。
毎日楽しいことをしたり、ゆったりしたり、新しいことをしたり、いろんなことを話したり。

ただ、何も問題がないかと言えばたくさんの問題もあって。
11人も同じ空間で過ごしていれば、人間関係も出てくるし、誰かの態度や行動が気に食わなくなったり、共同生活だから多少の自分のスタイルを犠牲にしなきゃいけなかったり。

こう言った問題が起きるのは至極当然なことだと思います、だってそれを全て解決できたらもうそれは楽園だし。

そんな状況の中で、人と同じ空間を過ごす上で、もっと言えば人と生きていく中で結局一番何を大事にしなきゃいけないかと考えた時、

それは「自分と人の居心地をとにかく良くすること」だと思いました。

自分がどうしていれば居心地良くあれるのか、そして相手がどうすれば居心地よくあれるのか。詰まるところは自分を愛し、他人を愛すというところだとは思いますが、砕いていえばそういうこと。

自分と相手が互いに居心地良くあれるポイントに落ち着かせていくということ。

特に他に居場所のない今のような状況では特にこれは大事だと思います。また何か特定の共通の達成目標などない場合にも特に大事になると思います。

何か一つのプロジェクト、一つの大義名分のもとに集まっている集団であれば、多少の犠牲のもとにでもその大義名分を達成することが最優先となることもあると思います。

でも様々な人が同じ空間にいて、それぞれが目標や過ごし方を設定している空間においては、誰かが犠牲になることはあまり良いことではなくて、互いに居心地の良いコミュニティを形成していくことが何よりもコミュニティの質を高めることだと思います。

それが側から見てて、面白味がなさそうであっても。

だから僕はこの生活においては、何か一つのことをみんなで作り上げるということよりも、みんなが居心地良くあれる空間をどう作るか、そして自分がそこにおいて居心地良くあれるようにするということを考えるようにしています。

3.友達になろうとすればいいって話

僕は初対面の人と接するのがあまり得意ではなくて(人からはそう思われてはいないみたいだけれど)、いつも初対面の人にどう接しようか考えたり、後で自分の関わり方の反省をしたりしています。

少し前の僕は、どんな人とも共通点が作れるようにいろんなことに風呂敷を広げることが初対面の人との関わりをうまくこなす方法だと思っていました。
例えばカラオケに行った時に、いろんな曲を知っておけばどんな人ともある程度楽しくカラオケができるように、

いろんなことに風呂敷を広げておけば、どんな人が相手でも話をすることができます。

これはこれでそれなりにいい方法だとは思いますが、何より結構大変だし、あとはどれだけ風呂敷を広げてもそこまで深い話にならなくて、5分くらいでその話は終わっちゃってそのあとどうしようってなりがちだし、どれだけ頑張ってもこれだけ地球に人間がいたら全く共通の話題のない人に会うこともあって、その時に手も足もでないという状態になるというデメリットもあります。

あと風呂敷を広げるということの他に僕がやっていたのは、自分の肩書きを増やすというのもやってました。
とにかくいろんなことをして、自分のプロフィールをたくさんの情報と肩書きで埋めるっていう作業をすると、なんだか自分がすごそうな人になって、人から話しかけてもらえると思ってました。

これも確かに自分に興味を持ってくれる人は増えて、一概に悪い方法とは言えませんが、結局全く自分と分野の合わない人からすればその肩書はよくわからないものになるし、その肩書きの人という認識で来られるので、自分もそういうことをやってるanagonという体で、話をしなきゃいけなくなって話したいことが話せなかったりするというデメリットがあります。

自分がやってた「風呂敷を広げる」「肩書を増やす」というのが限界だなと思ったのは、スタートアップイベントに参加した時です。

正直僕は別に起業とか興味ないし、自分はNPOの理事だけど代表じゃなくて、そもそもそこにいる人たちは株式会社の起業を考えてる人たちばかりだったので、NPOの話もとてもしづらいという状況でした。

スタートアップイベントとか、まあなんのイベントでもそうですけど必ずと言っていいほど交流時間が設けられていて、これがとにかく苦痛でした。
相手のやりたい事業と自分のやってる事業が全く分野が被らなければ何もできないし、相手は本気でその事業をやりたいと思ってるわけだから、自分が少し手を出したくらいの知識じゃ相手との会話もほとんど持たないわけです。
しかも自分はただの一参加者にすぎないので、誰も自分のことを知らなくて、自分に話しかけてくれる人もいなさそうな状況です。

でもすごく面白い人たちがいっぱいいて、話せることなら話してみたいとは内心強く思っている。

うわああ、歯痒い!どうしよう!と思って、まあその時はそのまま足早にその場を後にしてしまったのですが、

後々、「友達になろうとすればいい」だけだわって思いました。

新しいクラスの友達で、面白そうなやつ、話してみたいやつがいた時に、
「こんにちは、僕は〇〇です。普段はNPOの理事をやっていて、他にもこんなことをやってたり、こんなことをやっていたりします。よろしくお願いします。あなたは何をしてる人ですか?」とか絶対言わないじゃないですか。

なんなら名前も聞かないで、
「何してるん?」とか聞いて、話始めて、話終わったくらいに「あ、そういえば俺〇〇、よろしく」とか名前名乗ったりするじゃないですか。

ものすごくしっかりしたビジネスシーンでもない限り、こんなもんでいいと思うんですよ。

「はじめまして、さっきの話めっちゃ面白かったです。あれってどうなってるんですか?」とか、適当に話して、普段通りの自分で接して、できるならその中で自分の話も少しして、「こいつおもろいな」って思ってもらえたらそれで良くて。

「こいつおもろいな」って思われるのには、別にすごそうな肩書とかいらなくて、「ちゃんと話を聞く」とか「質問をたくさんする」とかほんとそういう人とのコミュニケーションを活発にする工夫ができるだけでいいと思います。
あとは「自分の話は自分にしっかり自信を持って話す」っていうのはプラスであればいいなって思います。日本人って謎に謙虚になるけど、「一応ミュージシャンしてて、まあ全然端くれなんですけどね。」とか言ってるやつより、「ミュージシャンしてます、YouTubeとかにも載せてて、世界197カ国それぞれに自分の曲を置いていきたいって思ってるんですよ」って言ってるやつの方が面白いじゃないですか。
だから自分のことは、しっかり自信を持って伝えるっていうのがあると最高やなって思います。

なんだか長ったらしく書いてしまったけれど、

人と仲良くなるのに、いっぱい知識をつけることも肩書を増やすこともそんなに大事じゃなくて、
「友達を作る」ように話しかけて、相手にこの人いいなって思ってもらえるように話を聞いたり、話をしたらいい
って話でした。



終わりに

明日もいい日でありますように〜!

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