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人と人の間の矢印は双方向だ〜anagonの日記 4/6〜

はじめに

トルヒーヨでの滞在は残すところ明日で最後になりました。
28日間の共同生活、ペルーに来てからは1ヶ月経ちました。
先が長いように思われたこの生活ももうすぐ終わると思うとなんだかいろんな感情が渦巻きます。

①今日あったこと

1.買い出しに行った

お金の換金が必要だったのと、ご飯の買い出しをする必要があって、今日は男性が外出可能な日だったため、僕とりゅうせいで外出して、換金と買い出しをしてきました。
ちゃんと買うもの決めてたはずなのに、なぜかケーキを買ってしまいました。
ちなみに外出の際の格好はゴム手袋とマスクです。サングラスもしようかと思いましたが、それはやめておきました。

2.絵をかいた

三週間前くらいにまりこがやってくれたペアになって絵を描いて、自分と相手のイメージの絵を描くのをまたやりました。
前と全く違う絵ができて、自分のこの1ヶ月の間の変化を見ることができました。
そしてなんだか優しい気持ちになりました。
ありがとうまりこ、そしてペアで絵を描いてくれたみれい。

3男飯作った

女の子たちがドレスを着ておめかしをしている間に、男3人でご飯を作りました。
トマトリゾットと生姜のスープとジャガイモのオーブン焼きの3品でした。
作ってる間に男子トークができて、めっちゃ楽しかったです。
女の子がいたらしにくい話ができて男子だなあってなりました。

4.女の子たち撮影会した

宿のママが大量のドレスを持っていて、それを着てプロフをしようということで女の子たちがお化粧してめちゃくちゃ美しくなっておりました。
いつも部屋ではみんなラフな格好だったり、スッピンなわけなので、もうめちゃくちゃ綺麗になってて(いつもの格好も好きだけども)、初めてキャバクラに来たやつみたいなテンションになりました。
これはもう美しい写真をいっぱい撮りたいと思いまして、カメラマンモードになってバシャバシャ撮らせていただきました。
写真は本人たちの許可を得て、インスタグラムの写真アカウントに載せさせてもらいます。
いやあ、幸せでした、眼福でした。ありがとうございます。


②今日思ったこと

1.みんなのおかげで僕があるって話

今日みれいが描いてくれた絵は、前にみれいが描いてくれた絵と似ていて、真ん中に花があって、その花の周りに色々な玉が飛んでる絵なんですが、

違うところが、花の真ん中の色が白から黄色になっていること、そして花ビラの輪郭がぼやけているところでした。

みれい曰く、前の絵はいろんな才能があるあなごんさんがいろんな人に影響を与えているっていう絵だったのに対して、今回の絵は周りから影響されてあなごんが作られているっていう絵になっている、そして真ん中の色が黄色になったのは、黄色の下にじつは青色が塗られていてその上から黄色を塗っていて、辛い過去を乗り越えて今は希望を持って生きてるというのを表しているとのことでした。

その通りだなって思いました。

僕だけに限らず、人は結局誰かの支えや影響を受けて初めて、その人の才能が発揮できたりするのであって、
僕が何か音楽をする時だって、その場の空気だったり人から影響を受けて歌ったり、曲を作ったりするのであって、何もないところから音楽はできないんです。

リーダーとかをやっていたり、変に肩書きが増えたりすると、気をつけないとすぐに図に乗りやすくなって、自分が人に影響を強く与えて、人を変化させられる人間だと思ってしまいそうになる。

でも本当は矢印は一方通行ではなくて、双方向であって、僕も相手も互いに影響しあって支え合っている。相手が子どもであろうが老人であろうが、どんな人であろうと、自分だけが矢印を向けていたり、向けられているということはないんです。
互いに矢印を向けあっていて、僕らはその矢印を優しい矢印にすることができれば、その双方向の矢印は素晴らしい世界を社会を作っていくと思います。

そんなことを教えてくれる絵を僕に送ってもらって、改めて人を大事にして、自分がみんながのおかげであるということを忘れずに行こうと思いました。


2.満月になれてるんじゃないだろうかって話

自分を表現して描いた絵は海を照らす満月の絵でした。
もともとずっと月のような人間でありたいと言っていたけれど、自分をあんまり人を支えたり背中を押したりできる人間だと思えていなくて、仮にできたとしてもまあ三日月の弱い光の力しかないんだろうなあって思ってました。

でも少なくとも今日の自分は、というかここ数日の自分は満月のような人間であれたのかなと思います。

強く人を照らしたり、その場を明るくしたりできる、弱さに寄り添うこともできる。そんなふうにあれたと思います。

これはきっとずっとは続かなくて、また三日月くらいに戻っちゃったり、新月みたいに消えちゃったりも時々するんだろうけど、なるべく満月のように強い光で、人の足元を、人の進む道を、人の心を照らせる人であり続けたいなと思いました。


3.写真は完璧じゃなきゃいけないって話

今日の撮影会の時に、ママがすごくライトとか持ってきたり、もの移動させたり、ポーズの指定をしたりしてきてて、
その時に「Photos must be perfect!」って言ったのが結構印象的でした。

特に今回みたいにモデルがいて、その子が化粧をして素敵な服を着てくれて、ポーズを取ってくれているなら、モデルに対してのリスペクトを込めて、完璧な環境で、やれる全てをやって、自分の持ってる技術を使って、最高の写真を撮らなきゃダメだなって思いました。

そこにお金じゃなくても、人が時間や労力をかけてくれたのであれば、それに対してそれを超えるくらいの結果を常に出せるようにするのが、きっとプロの意識として大事なんだろうし、これは音楽でもそうだなって思いました。

みんながお金や時間や労力をかけて、ライブにまで足を運んでくれたのなら、きてよかったと思ってもらえる最高の時間を届けるべきだし、
そこに自分の音楽を聞いてくれる人が一人でもいるのなら、愛を込めて歌を歌うべきだし。

結局全部通じてるなあと思いました。
音楽も、写真も、動画も、文章も、全て。
誰かのお金、時間、労力、信頼、愛がそこにかけられ、送られている以上、それに対して全力で答えることができることが、プロとして、何より人として大事だああ!!



終わりに

明日でおしまいかあ、まだあと一週間くらいならいられるなあ。寂しいなあ。


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