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生涯賃金が1,000万円上がったら??会社のリスクと一蓮托生だぁ

今日の日経に株式報酬を管理職の賃金に上乗せする会社の話が出ていた。この制度で貰える株は定年退職時まで売れないらしい。

これじゃあ,いつまでも会社に使われて,会社の業績が悪くなったり倒産したりしたら,会社の運命と一蓮托生じゃないの?


昔,エンロンという米国のエネルギー会社が不正経理が原因で倒産したが,その会社の社員には社員持ち株制度で資産のほとんどを投資していた人もいて,職を失うのと資産を失うのでダブルパンチになって途方に暮れていた。


社員持ち株制度の場合は,タイミングを見ながら持ち株を売る事も出来るので,倒産で資産を失った人の自己責任とも言えないこともないけど,定年退職まで売れない株式報酬制度は社員を会社に縛り付ける事になりかねないな。。。


大体,定年の時点まで株価が継続的に上がり続ける前提で株式報酬を生涯賃金に組み入れて計算するのは,楽観的じゃないかと思いますね。


<この記事を書いた人>

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松本悦雄(まつもと えつお)


通称「マックス松本」。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有。長年、日系ノンバンクでロンドンほか海外現地法人の経営に携わる。帰国後は商品ファンド投資・運用会社の役員に就任するなど、豊富な自身の経験を基に、初心者にもわかりやすく、かつ実践的なセミナーや相談を行っている。

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