レビュー 金持ち父さんの投資ガイド入門編

著者 ロバート・キヨサキ
訳  白根 美保子
評価 お金持ちになるための登竜門的な本

この本を読んで理解したこと
1 90対10の法則
2 金持ちになるために必要な3つの「E」
3 時間こそ1番の資産

はじめに
金持ち父さん貧乏父さんという本の名前は10年前から、頭の片隅に覚えがあった。
そんな10年前に出た書籍を手に取った理由は、オリラジのあっちゃんこと中田さんのYouTubeチャンネルを見たからだ。
ちなみに漫画版バビロンの大富豪、お金が増える米国株超楽ちん投資術等も彼のチャンネルのすすめだ。
本書は、シリーズのうちの一巻で、内容は投資を始めようか迷っている人もしくは投資初心者向けのものである。
私もまだまだ投資初心者の身のため、とても目から鱗の内容だった。
心を掴んだ内容の中から、私が特に勉強させてもらったことについて書いていきたい。

1 90対10の法則
タイトルの意味は世の中の投資家の比率を表す。
世界中の投資家の10%が、世界の90%の富を手にし、90%の投資家が10%の富を分け合っている。
本書によれば、10%と90%の投資家の違いは、幾つもある要因の中でもファイナンシャルリテラシーの有る無しが大きく関係する。
多くの投資家と名乗る人達が投資をしているが、ほとんどの人が平均的な運用実績しか挙げられていない。
全シリーズで名前が出る金持ち父さんは、金持ちはファイナンシャルリテラシーを高め、リスクを減らして儲けを出しているとのことだった。
ファイナンシャルリテラシーの中でも、財務諸表はとても大切であると作者は言う。
財務諸表の見方を分からず投資をすることは、自分から、負債を出していることと同意である。
誰しもが、早く金持ちになるため耳寄りな投資情報に飛びついている。
それが、本当にいいものかどうかを判断できる目こそ財務諸表なのだ。
90の投資家達は、それを持っていないことが儲けられない原因だと指摘されている。

2 金持ちになるために必要な3つの「E」
作品の重要人物「金持ち父さん」は、金持ちになるための条件は3つあるという。
①教育
(Education)
②経験
(Experience)
③ありあまるお金
(Excessive cash)
一つ目の教育は、お金を生み、それを増やすための教育だ。
お金の形には、勤労所得(給料)、ポートフォリオ所得(株、投資信託)、不労所得(不動産)の3つがある。
金持ち父さんは、金持ちになるためには
勤労所得→ポートフォリオ所得
勤労所得→不労所得
に変えることだという。
二つ目の経験は、投資をして失敗をしてそこから学習することだ。
金持ち父さんは、失敗には人を成功させる不思議な力があると言う。
失敗を受け入れ、自分で責任を取ることで成功をおさめることができるのだ。
三つ目のありあまるお金は、このお金を運用することで金持ちはさらに金を稼ぐことができるのだ。

3 時間こそ1番の資産
本書の中で、金持ち父さんは時間こそ最大の資産だと述べている。
お金は、時間をかけて学び、ビジネスをして、お金に時間をかけて働いてもらうことでお金持ちになることができるのだ。
50や60になって気付いてからでは遅いのだ。
時間のある若いうちから、お金持ちになるための勉強を時間をかけてしていくことで経済的不安から解放されることができる。

本書の所感
私は、本書と最高のタイミングで出会えたと思っている。
一昨年から本格的に投資を始めて、さらにステップアップしたいと思ったタイミングで本書に出会うことができた。
これから私は、自分の目をさらに養うため財務諸表についてさらに勉強を進めていきたい。
年末年始の休日を有効に活用していく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?