スクラップ&ビルド。

とうてい「落ち着いた」とは言いづらい状況なのだけど、少しだけ片付いてきた感がある。（とはいっても、片付いたのはほんの一部で、やらねばならぬことは山積みなんですけどね。）

いまはそういうタイミングなのかもしれないけれど、じぶんの中で毎日なにかが壊れて・生まれていくような感覚があって。

ものすごい勢いで、というわけではないのだけれど、潮目が変わりつつある気がしていて、でもそれが一体なんなのかいまはまだわからない。

毎日やるべきことはやっているのに、終わりが見えない。

それが、仕事としての終わりなのか、じぶんの気持ちの切り替えの問題なのか、やらされている仕事はなにひとつないのだけれど、こころが落ち着かない状況がしばらく続いている。

声をかけられた時のフットワークの軽さは大事にしておきたいのだけれど、それを含めた時間の使い方を上手にコントロールできていないんだろうな。知らず知らずのうちに公私ともにスイッチがオンになった状態が続いていて、しばらく無心で動いた反動が来ているのかもしれない。

変わりゆく地元を眺めながら、まちがナマモノであるのと同じように、じぶん自身もナマモノであることを思い出した。

このまちはこうして、スクラップ&ビルドを繰り返しながら今日まで生きてきたのだと思う風景だった。つくっては壊し、つくっては壊し、またあたらしいものをつくっていく。

では、「わたし」はどうなのだろうか。

古いものをのこしながらあたらしくなるのか、古いものを壊しながらあたらしくなるのか、いまはまだわからないけれど、なにかがはじまりそうな予感だけは感じている。それだけで、十分な希望なんだと思う。

ゆっくり息を吐き出して、もう一度あたらしい空気を吸ってみよう。