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寝る前のメモ。


昨日書いていた鞆の浦につづき、ずっと訪れてみたかった福岡県八女市。まちを訪れたかったというよりも、地域文化商社をうたう「うなぎの寝床」さんが目的地でした。

歴史的な建造物が並ぶ福島エリアを中心に巡っていたのだけれど、まち並みに違いを感じたのは妻入りの屋根が続いていたからだと、今更ながらに気づきました。(旧丹波亀山城下町は京都市内(都)の影響を受けているので、平入り状のものを多く見かけます。田舎に行けば妻入り屋根の農家住宅が増えます)

さて、話をもとに戻そうか、そろそろ私も寝床に入ろうか・・・というところではありますが、「うなぎの寝床」さんは、地域の特性を活かしつつ(地域文化を守りつつ)ロングセラーのプロダクトをつくられているところがすごいと思っていて(そして販売・流通体制が整っている)、その思想や手腕を知りたかったという背景があります。

もちろん、私が現時点で想像している範囲を超えてたくさんの思考とコミュニケーションの積み重ねがあったと思うので、一概にマネできるものではないけれど(ファッション業界では考えられないほど、新商品づくりにもたっぷり時間をかけているとおっしゃっていました)、旅行事業に新規参入し、出版部門もつくられ、これから宿事業もはじめられるとのことで、生態系というか循環をつくるためのインフラがもう少しで整うのだろうな・・・と思うとなんとかそこへ近づきたいと思ってしまうよね。

八女茶も美味しかったな〜

ただ、伝統的な何かの産地ではない地元で(〇〇焼とか、〇〇絣とか)、どういう伝え方ができるのかはずっと悩ましいところ。昔の人たちがどのようにこの場所で楽しく過ごしていたのかを、リサーチしてみれば答えは見つかるかしら。

私がやっている取り組みはとてもとてもマイクロなのだけれど、ここ2年ほどで訪れた、谷中(東京)、越後湯沢(新潟)、輪島(石川)、井波町(富山)、松本・諏訪(長野)、山添村(奈良)、鞆の浦(福山)、八女(福岡)での滞在を通して(国外も然り)、今地元で考えているすべてを一度ひとつの箱に詰め込んでみたいと思うようになっている最近だったりします。

地域のみなさんとのコミュニケーションだけは積み重ねてきたと思うし(それ以外は本当にこれといった取り柄がなく)、小さくてもいろいろな企画はチャレンジしてきたと思うので、いま、ちゃんと自分たちで発信するための場所をつくりたくて。箱としてのメディアと、それに付随する紙やWEBのメディア。


そのラインとは別にクレイアニメも(笑)。今週末こそ1本つくれるといいな、いや・・・つくりたい・・・つくる。先日の陶芸ワークショップを思うと、そろそろ電気窯もほしくなるよね。

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