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両面価値AMBIVALENCE (和訳付き)

両面価値と書いてAMBIVALENCEと読む。
AMBIVALENCEとは両面感情または両面価値
という2つの異なるもののことを指す。
好きだけど嫌い。みたいなね。冒頭にもある別れを強要したくせになんで僕のことを選んでくれなかったの?ってこれを一言で表すのがAMBIVALENCE。
ここでは命の選択と訳す。


これは1095の続きの話。
僕達は10月9日に練炭で自殺未遂をした。
もう精神疾患との闘病に疲れてしまったからだ。
精神疾患の殆どは生まれ育った環境などから来る
彼女は普通には育ってこなかった
僕は親は普通でも悪い大人が沢山寄ってきていた

2人で決めて中洲のドンキにBBQセットと炭を2セット、そしてガムテープを買いに行った。きっと店員にはまるで季節外れのバーベキューする馬鹿な酔っぱらい2人にしかうつらなかっただろう。
浴室で全ての穴という穴を塞ぎ2人の好きな物を持ち込み遺書をしたためて、リビングに置いておいた。
あの子が持ち込んだものは好きなバンドのCD、そして愛した人との写真、愛した人のタバコだった。心の内をぶちまけるのなら僕は彼に嫉妬した。しかし息の根が止まるその瞬間にいるのは僕だからと優越感もおぼえたのだった。
対して僕が持ち込んだものはこだわり酒場のレモンサワー、あと好きだった先輩のバンドの集合写真だけだった。
最後の仕上げに扉もガムテープで密閉したあと
苦しさを軽減するために噛み砕いた睡眠薬を持ち込んだレモンサワーで飲み込む。
本題の練炭に火をつけた。震えながら
怖いね、でもやっと終わらせられるんだね。ありがとう愛してるよ。とお互いに言った。

しかし、全ては未遂に終わったのだ。


搬送されて、退院したあと
あの子の関わる全ての人からもう僕と彼女は関わっては行けない、と言われたのだった。
彼女は僕に
「私たち縁切らなきゃ行けないのかな」
と問うた。
本当は嫌だった、僕じゃなくて他のものを選ぼうとしている彼女が。だけど僕達は二人でいると
まずい化学反応を起こしてしまって悪い方にしか進めない。もう僕とは縁を切ろう、苦渋の決断で僕は彼女と決別をした。
生まれ変わったら、なんて遠い話じゃなくて
本当はもっと2人大人になったら今までどうしてた?ってまた一緒にお酒を飲める日が来ることを願っている。
僕は彼女を何よりも愛している。



(That is AMBIVALENCE Tell me say break up)
(In another life, I hope we meet Again)
(Why did you count me out of your mind?)

命の選択だから別れようって言って。
別の世界線でまた会えるといいね
どうして僕を選んでくれなかったの?

おとぎ話の続きはきっと いつか話そう2人の誓い




生まれ変わったら 出会えたとしたなら きっとまた
魔法はないけど 奇跡を辿ってく 物語

生まれ変わったら 出会えたとしたなら きっとまた
魔法は無いけど 奇跡をつくっていく 物語 約束したの

(曖昧にAgain)大人になって
(最低drag me out)忘れてなければ

何も知らないの誰も助けないよ溺れてしまいそう
(君にとっても僕にとっても互いにとっての最善を)
その選択を 迷っているのなら 背中を押すよ
(信じる心 カーボンそれからゼパムがあれば)

普通に生まれて 平凡に育って いたのなら
後悔や嫉妬に 苛まれること なかったの?
もうわからないよ


願いは
神に祈るように 頬を撫でた手に 堕ちてしまいそう
(何も言わないで 手を離さないで ずっと唱えていて魔法を)
ここに居てよって 現実を見つけないで 呪いの言葉
(揺れる心を 君は知らないの 知らないままで いいよ)
呼吸不可能 その先にある 僕たちの未来
(醒めぬ夢の中 サイレースの色が 青い空よりも 綺麗)
君が好きだと 変わらないことを どう証明しよう
(遠い空も超え 限界を超えて 命の選択を しよう)


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