パラレルキャリアで見つかる新しい自分の価値 vol,02
いくつかの仕事でバランスを取る働き方
さて、「好きな仕事でバランスよく働く」とは実際どういうことなのでしょうか。
パラレルキャリアは100人いたら100通りのケースがあると思います。自分が何を優先したいのか、何が好きで継続できるのか。それぞれ全く違うからです。
私の場合はこんな感じです。
【ファミリーフォト】
●メリット●
・そもそも写真を撮るのが好きだから、仕事自体はやりがいがあり、楽しい。
・1回2時間くらいで終わるので、拘束時間は短め
・家から自転車で30分以内くらいの範囲限定でやっているので、通勤しなくていい
●デメリット●
・土日の撮影も入るので、家族の時間が減る
・必ず撮影にはいかなくてはいけないので、平日は子供の体調不良が心配
・子供の夏休み、冬休みなどの期間は平日動けない
・子供の撮影という特性上、リスケが多い
・機材費が結構高い
【ドライフラワーリース】
●メリット●
・ドライフラワーは家にあっても綺麗なので、置いてあっても苦にならない
・ドライフラワー自体が好きなので作るのがとても楽しい
・家にいる時間ででき、ほぼ作業が自宅で完結できる(子供が寝た後など)
●デメリット●
・ハンドメイドは材料と手間を考えると大きな利益にはなりにくい
・材料が場所を取る
共通しているのは、「好きなこと」であること。
なので、仕事をしていて辛いということはまずありません。
特に、カメラが外に出る仕事なのに対して、ハンドメイドは自宅で完結する仕事。そこが家族、幼児持ちにはバランスが取りやすいかな、と思います。
勤務形態は仕事によって全然違うので、その点から考えるのは家族持ちにはかなりありだと思います。
もう一つくらい仕事があるといいな〜と思っていて、それを探すことを今年のテーマにしていますが、現時点ではこんな感じです。
売り上げは月によりますが、3〜6万くらいでしょうか。(DIYの仕事の依頼があったりすると、さらに+2万くらい)
それでも、「好きなことをしていて」「育児と両立できている」のだから、結構なプラスだなあと思います。何もしていなかったら、そもそもお金を稼ぐこと自体ができていないわけですから。
とりあえず、現時点ではこのくらいのペースで、扶養枠を最大くらいでお仕事をしていきたいです。下の子が幼稚園に入るようになったら、扶養範囲を超えて働くことも視野に入れていきたいな、と思っています。
パラレルキャリアは、相乗効果がある
パラレルキャリアの大きなメリットの一つに挙げられるのが、いくつかの仕事や活動をしていることで相乗効果があることです。
ここが、単純に掛け持ちでバイトをしているのとちょっと違うかな、と思います。
・ファミリーフォトのプランにドライフラワーリース付きのプランをプラスする
・いいカメラを持っているので、ハンドメイドの通販用写真に質の高い写真を使うことができる。
・ネットで情報を探して依頼をする方が多いので、窓口が多い方がアクセスには繋がりやすい
結構掛け合わせでやっていること、多いです。
もっと工夫すればいくらでもコラボレーションの仕方があると思います。
今の時代、サービスを作っただけでは誰にも見つけてもらえません。
ましてや個人なら、なおさら。だから、個人でも企業のマーケティングさながらの工夫をするわけです。そういう頭の使い方ってほんとに大切だな、と思います。
専業主婦ですから、そもそも片方の収入だけでとりあえずはやっていけているわけです。
でも、周りを見ていると、収入には不自由していなくても、
「社会から取り残されている感がある」
ことに、なんとなく焦りを感じている人が多いと思います。
実際私もそれはありました。
子育てが落ち着いたとき、自分が働けるのかな?って。
じゃあ働けばいいと思うかもしれないけど、子供が小さなうちは家にいて家族のサポート役をすること自体も夫婦の希望だから、そんなに単純な問題じゃない。
でも、自分なりに小さくでもビジネスをしたり仕事をすることは、そういう気持ちを少しでも消化できることだなあ、と思うんです。
もちろん今の仕事を拡大していくこともできるし、別の仕事を入れてバランスを変えることもできます。この仕事を拡大していくこと自体にハマる人も結構多くて、そうなったらしめたもの。
誰だって結果に結びついたら、嬉しいですもんね。
「仕事自体を主体的にできることで、自分自身で選んでいける」
こと自体に、大きなメリットを感じるなあ、と思います。
あなたのパラレルキャリアを考えるヒント
100人いれば100通りあるパラレルキャリアのあり方。
「あなたは手先が器用だから何か作って売ったりすることができるかもしれないけど、私はそういうのないし・・」
そう思われる方も少なくないと思います(実際言われたりします)。でも、別に私も才能に溢れているわけでもなければ、頭がいいわけでもありません。
でも、そう感じる人と何か違うとしたら、
「好きなことを発信していくことで、世界が広がる楽しさを知っている」
ことだと思います。
私は別に写真の専門学校に行ったわけでもなければ、お花をどこかで習ったこともありません。身内にも芸術家なんていませんし、なんなら公務員ばっかりです。
でも、好きなことがあって、作品を作ってはネットに公開しているうちに、同じものが好きな友達ができて、楽しいからまたUPして、そうしてまた友達ができて・・・と楽しくやっているうちにどんどん上達していったという感じです。
ドライフラワーリースも、ファミリーフォトも、
「私だったらこういうサービスや商品が欲しい」
ということから、まず始まっています。
そんな視点から探してみるのも面白いかもしれませんね。
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