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アラサーだけどカナダへワーホリを決断しました

初めまして!

まずはご覧いただきありがとうございます。
初めて自分のことを書き残すので、少し緊張しています…
この記事が少しでも誰かの背中を押す、小さな力になれたらと思います。

さて、簡単に自己紹介を。
特に秀でた才能もなければ英語力もない、コミュ力はそこそこ、どちらかというと慎重型で計画立てて物事を進めたい参謀型で今年32歳になります。
仕事は損保会社で8年、事故対応の査定と代理店営業を少々。
そんな私がなぜワーホリを決断することになったか…
こんな機会はそうないので、つらつらと書き残していこうと思います。

海外と英語への興味

私の母は帰国子女で英語を使う仕事をしており、母が姉妹同士で会話をするときは英語と日本語が混ざりあった、ちょっと不思議な会話を幼い頃から耳にしていた。
最初に覚えた英単語は、Hi,dare.だった(と思う)。
かと言って家族内の会話は至って普通の日本人家族の家庭であり、全く英語を使うことはなかった。
なかなか母親との折り合いも悪く、勉強をしていても母と衝突することが多く英語なんて勉強するものか!とよく思っていたものである。
そんなこんなで中学、高校で英語を勉強するものの、英文法は全く理解していなかった。
テストで良い点さえ取れればよいという考えだったことから、テストで出題されそうなところの日本語訳と英文を暗記するだけで英文の構造を全くといってよいほど理解していなかった。
大学時代も英語の必修単位は4単位で2クラス取ればよかったので、単位が簡単に取得できるクラスを受講。
教授の前で英文を音読してきちんと出席していれば単位がもらえるという、なんとも努力とは無縁の学生であった。
大学卒業後も英語を一切使わない仕事でTOEICも必要がなかったので私の英語学習は高校止まりである。
英語に対しての興味が強くなり始めたのは大学時代の卒業旅行でアメリカに行った時だった。
友人がアメリカの大学に交換留学をしており、彼女も夏休みであったことからアメリカで合流して一緒に観光することになった。
その友人が流暢にアメリカ人と会話しているのを見て、
かっこいい~、私もペラペラ話せるようになりたい~
と感じたことで英語への興味が湧いた。
社会人3年目で初めてTOEICを受けたが、勉強したのは試験日2週間前。
その時のTOEICスコアは630点。
うーん、なんとも甲乙つけがたい微妙な点数。
ただ、英文法もちんぷんかんぷんの割には良く点数が取れた方だ、と社会人3年目の私は我ながら点数に満足していた。
私の会社は一年に2回、一週間のお休みが取れることから、毎年のように海外旅行に行っていた。
精神的ストレスが溜まる仕事だったので、海外旅行に行くことは私の仕事へのやりがいとモチベーションだった。
海外旅行をする時の情報収集はインスタはもちろん、YouTubeから情報収集することが多く、海外在住の方のYouTubeを見るうちに、自分もいつか海外に住みたいと思うようになった。
実は大学卒業後の就活がなかなか決まらず、一年か二年留年して海外留学をするか悩んでいた時期もあったのだ。
結果としては新卒ブランドを捨てられず、企業に勤めることになったが…
会社に入ってから数年、やっぱり大学時代に留年してでも留学に行けば良かったと後悔することが多く、それは9年目になっても心のどこかでずっと引っかかっていた。

ワーホリへの決断

そんな私がワーホリを決断した理由だが、いくつかある。
①海外生活を短期間ではなく、長期間で経験したかった
②多国籍な人たちと一緒に生活や仕事を経験してみたかった
③損保以外の仕事を1年という期限の中で経験してみたかった
④英語力を伸ばしたかった
大きく分けてこの4つがワーホリを決断した軸である。
①、②は少し近い部分があるのだが、私は仕事をしていく中で人事職を経験したいと思うようになり、数年にわたり異動希望を出していた。
しかし、組織改編やリーダー職を任されたことからなかなか希望は通らず、思うように自分のキャリアを積むことができなかった。(と言ったら我儘なのだが)
少し会社の話になるが、新卒採用者は年々減少していて社内でも出向になる人が増え、圧倒的に部署の定員数が減っているのに仕事は減らない。
ゼロベース、業務改革、ノー残業とスローガンは掲げるもののゼロベースにはならない(むしろプラスベース)、改革という名の大混乱、労働時間MAXギリギリのためお昼時間を削っての業務。
同僚も仕事の減らなさ具合と会社システムの圧倒的不便さに嫌気がさして2,3か月に1人は必ずといってよいほど退職していた。
日本は少子高齢化であり、今後働き手が減っていく中で5年後、10年後、30年後にもしかしたら移民を受け入れる世の中になっているかもしれない。
そう考えた時に一度自分がマイノリティーとして多国籍文化の中で生きる経験をするのも後々何かの糧になるかもしれないと考えた。
③についてはそのままの意味であるが、ワーホリの1年という期限だからこそ、ちょこっとだけ経験してみたいなと思っていた仕事をやってみようと考え、④は字の如くである。リスニング力、スピーキング力を伸ばしていつかの友人のように色んな人たちと意思疎通をしたいと思った。
31歳の誕生日の数か月前にワーホリビザを申請し、会社のことや勉強期間として準備したいという気持ちもあったので、ワーホリビザ申請承認が下りて約1年寝かせた上で渡航となった。
そのお陰でできるだけ英語力を伸ばすこともできた(と思っている)し、カルガリーについての情報収集、役所への手続き、ワーホリのための事前計画などの時間に充てることができたのはかなりメリットだった。
ワーホリビザの申請が通ってもすぐに行く必要はないので、しっかり準備をして行きたい、という方は1年寝かせることもできることを頭の片隅にでも置いておいていただきたい。

カナダを選択した理由

そんなこんなで
・多国籍文化であること
・英語圏であること
・様々な職種を経験できそうなこと
から、オーストラリアやカナダに的を絞った。
どちらも旅行で行ったことがあり、魅力的な国であるが、大自然を感じられることやオーロラが見れるチャンスがあること、どちらかというとアメリカン英語であること、アメリカに近いことからカナダを選択。
その中でもカルガリーに決めた理由として
・バンフ国立公園が近く大自然を感じられること
・晴天率がカナダの中でも高いこと
・州税が他州と比較して安いこと
・バンクーバー、トロントなどの大都市と比較して治安が良いこと
・ほどよく都会であること
他にはハリファックス、サスカチュワンも一時検討したものの圧倒的に拾える情報量が少なかったことも踏まえ、カルガリーに決定し動き始めた。

カルガリーに来て1か月経過してみて思うこと

①語学学校について
結論から言うと、語学学校に通ってとても良かった。
正直授業内容については中学・高校レベルの文法について学ぶので何か真新しいことを学習するわけではないが、全て英語での説明になるのでリスニング力もつくし、ネイティブの感覚だとこういう使い方をするんだ、という新たな発見があった。
また、色んな文化や国の生徒が英語を学びに来ているので、彼らの英語を貪欲に学ぼうとする姿勢や間違いを恐れずに発言すること、分からないことを分からないままにしないこと、想像力が豊かであること、そうした授業に臨む姿勢も私にとってはとても良い学びとなった。
年齢も関係なく、学びたいという思いがあればいつ始めても遅いことはないのだ。
そして一番は世界中から来た人たちと友達になれたことである。
大抵の生徒は母国に帰国してしまうのでなかなか会えない距離にはなってしまうが、それでもSNSを通じてお互いコミュニケーションを取り続けることはできるし、日本に興味を持ってくれている生徒がたくさんいるのだ。
いつか彼らが日本に遊びに来た時に色々なものを紹介できるようになろう、という新たな目標を作ることができた。
同じクラスの日本人とも情報交換をすることでお互い助け合える環境ができるのと、何より同じ境遇で悩んだりたまには愚痴ってみたり、母国語で話すことができる安心感があるのはメンタルを保つ上でも必要であるとカナダに来て痛感。
人脈を作ることを目的とするのであれば、期間としては1か月~2か月がベストかと。
もちろん英語力を伸ばすことやカレッジ進学などとなると話は違ってくるのだが…
②カルガリー市内の生活について
まずは交通について。
電車路線が2本しかないので日本と比べると分かりやすい。
どちらかというとバスがメインであるが、路線によっては30分に1本しか運行していなかったりするので、それが難点かなと。
まだ冬を越したことはないが、雪の影響でバスの運行がストップしてしまうこともあるようだ。
バスも電車も時刻表があるわけではなく、基本的に〇〇分後に出発、というスタイルであるので出かける時は余裕をもって出かける必要があるので注意。(海外であればそんなもんである)
次に物価についてだが、高い…想定はしていたものの高い…
シェアハウスに移って自炊をするが、なかなか一人分の食材を買うと却って費用が嵩む。もはや自炊よりも外食した方が安いのでは、と思うことすらある。
日本食もお米、みりん、味噌、醤油、料理酒、おだし、うどん(乾麺)、インスタントラーメン、塩コショウ、焼き肉のタレなど、アジアスーパー(T&Tなど)に行けば揃えることができるので困らない。
今のところ日本食が恋しくなることはないので実に助かっている。
そして好き嫌いなく何でも食べれる健康体に育ててくれた両親に感謝である。
日本のダイソーやセリアの商品を販売しているお店もあるので生活はしやすいのではないかと思う。
最後に治安面について。
日本と比較してしまえば、リスクは大きいのが実際のところであるが、比較的良い方なのでないかと思う。
ありがたいことに、今のところ特段怖い目に遭うこともなく生活することができている。
ただ、薬物中毒の人やホームレスなどはダウンタウンにいるので自らリスクを作り出さないように最低限の注意を払う必要はある。(カバンを置きっぱなしにしない、夜間の独り歩きは可能な限り避ける、など)

最後に

私は語学学校に行く期間は観光(eTA)で入国し、語学学校終了後に一度日本に帰国し、改めてカナダに再入国した時にワーホリビザを発給してもらう予定である。
その方法を計画してよかったのが、
・実際にカナダで生活してみることで必要なもの、不必要なものを考えることができる
・夏服、冬服の衣替えができる
・荷物の重量制限がある中で調味料など改めて持参することができる
・現地生活に慣れた上で家探し、仕事探しができること
23kgはあっという間に超えてしまうので、上記の通り2回に分けて運べるのはかなり良かった。
また、語学学校期間をワーホリ期間と被せてしまうのはビザ期限を考えるともったいないので、ワーホリ期間丸々残しておけるというのもメリットである。
たくさんの人がワーホリについて語っていて皆言っていることだが、
・日本にいる間に英語力を極限まで伸ばすこと
・現地の情報をいかに集められるか
・可能な限り貯金をしておくこと
この3点はワーホリする上でぜひとも頭に入れていただきたいところである。
私はもう少し英語力を伸ばすことができたはず、と後悔しているので、同じ後悔をせずにぜひとも有意義なワーホリを過ごしていただきたい。

書きたいことが止まらず思いがけず長文になってしまったがご容赦いただきたい…
次回は実際に持ってきて良かったものなどについて記事にできたらと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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