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頼まれてもないのに夕飯準備するなんてえらすぎる

わたしは家事が好きでない。
掃除はまだましだが、夕飯の支度が本当に苦手である。

「夕飯の支度」というと、多くの人の頭には台所に立っている時間が思い浮かぶだろう。
もちろんメインは台所での作業だが、夕飯のメニューを考える時間や食材の買いものも「夕飯の支度」に含まれると思うのだ。

台所に立っているあいだも、ただ料理をつくればよいわけではない。
できるだけ洗いものが少なくなるようにボールやザルを節約して使い、みそ汁をコトコトしているあいだに洗いものをすますなど、料理をつくる「だけ」ではすまない。

夕飯の支度は時間がかかるし、それなりに大変な作業だと思う。
献立を考える時間や買いものに行く時間も含めると、2時間はかかっているだろう。
2時間かけて支度した夕飯は、30分もかからずに「洗いもの」と化すのだから本当に割に合わないと思っている。

だから嫌いなのだ。

∽∽∽

①献立を考える
②買いものに行く
③夕飯をつくる

大まかに3ステップにわけられるとしたら、盛大に面倒くさいのが③、地味に面倒くさいのが①であり、①が②③の面倒くささのカギを握っていると思う。

献立を考える際、冷蔵庫のなかにいくらか食材があればまだ助かる。
「玉ねぎと鶏肉か。じゃあ親子丼にするか」と組み合わせで考えやすいからだ。
しかし冷蔵庫がすっからかんの状態だと、かなり難儀する。

わたしは食にあまり興味がなく「今日はこれが食べたい」と思うことがあまりないし、「これが食べたい」が思い浮かんでも手間がかかるメニューだと考え直しである。

できるだけ包丁はじめ調理器具を使わず、下ごしらえも不要で、味つけもかんたんで、それなりにおいしい料理でなければならない。

…今日はまさに冷蔵庫がすっからかんで、献立を考えるのに30分もかかってしまった。なぜこんなことに30分もとられねばならないのだ。

∽∽∽

自分の非効率さに腹が立ったわたしは、仲間に問うてみた。
みんな夕飯のメニュー決めるの、どうしてる?と。

曜日ごとにメニューが決まっている人、「料理名のない料理」を駆使している人、学校給食の献立を参考にしている人、さまざまであった。

なるほど。
わたしも曜日ごとにメニューを決めてみよう。

月曜:豚肉と野菜を炒める
火曜:魚焼く
水曜:手羽中を煮るか焼く
木曜:鶏ももを焼く
金曜:お惣菜
土曜・日曜:外食か、夫に頼む

金土日は休みます。
カット野菜とか冷奴とか「そのまま出せるもの」も駆使します。
お惣菜もゴリゴリ使うことにします。
100gあたり88円の鶏もも肉を1枚買うなら、100gあたり108円でカット済みの鶏もも肉を250g買ってお肉を切る手間も省きます。

あらためて振り返ってみて思ったけど、毎日献立考えて買いもの行くだけでえらくない?
「炊事はわたしの役割ですね」って立候補したわけでもなければ「お願いします」と頼まれたわけでもないのに。

(さらに「ちょっと手伝って」とお願いしたら、めちゃくちゃ不機嫌そうにされるのも地味に憤りを感じる)。

献立考えるだけでえらい。
買いもの行ったらもっとえらい。
つくるところまでできたらその日は100点。
なんと洗いものまですませられたら100点ボーナスで200点ですね。

ああ今日もわたしはえらかった。
明日は火曜日だから魚だ。副菜は冷奴にしよう。
明日は今日より楽になりそうだ。いいぞ、この調子。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたは今日の晩ごはん、なにを食べましたか?

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