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わたしにしては珍しく主人公にどはまりしたアニメ

筋肉好きとして、これは必ずチェックしておかねばと感じていた作品があった。
『マッシュル-MASHLE-』だ。

タイトルも完全にMUSCLE(筋肉)を意識している。
完全にわたしに「かかってこいよ」といっているよねこれは。
…ということで、Prime Videoでついに再生ボタンを押す日がやってきた。


『マッシュル』は魔法界のお話だ。
世界を統べる魔法局は、魔法が使えない人間を排除しようとしている。
一方の主人公マッシュ・バーンデッド、察しのよい方はご想像どおり、魔法が使えない青年だ。
代わりに彼は筋骨隆々である。(なお見た目はみんな大好き細マッチョ)。
鍛え上げた肉体で魔法をも凌駕し、魔法が使えないのにひょんなことから魔法学校に入学し、さらにそのなかでトップオブトップを目指そうとしている。

『マッシュル-MASHLE-』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

主人公が世界の常識からはみ出ているという設定、ありがちじゃない?
と、コミックやアニメに疎いわたしがいっても、微塵も説得力がないのだが。

「はみ出ている系」の主人公は、複雑な出自や壮絶な過去などを負っているケースが多い。ゆえに悩み、葛藤しがちである。
しかし個性的な仲間と出会い、仲間に助けられながら成長し、結局おいしいところだけかっさらっていくんでしょ。

OH NO…。
わたしは「くよくよ系主人公が仲間に助けられながら成長し、めちゃくちゃなピンチに陥ったときに先祖のエネルギーやら額のアザに秘められたパワーなどが解放され、超絶覚醒しちゃって強敵やっつける系ストーリー」は好みでない。
と、こんなふうに主人公の役割を全否定するような偏見まみれの好みの持ち主であるため、好きになれるコミックやアニメがなかなかない。

もしストーリーを好きになったとしても、主人公は好きにならない。
少年・青年もので主人公を好きになった漫画といえば、桜木花道擁するSLAM DUNKと、南波六太を据える宇宙兄弟しかない。

ドラゴンボールはベジータやフリーザが好きだし、鬼滅の刃は伊之助と伊黒小芭内が好きだし、キングダムは地味に亜花錦が好きなのだ。ギギギ。

話を戻そう。
主人公マッシュ・バーンデッド、ぜんぜんくよくよしていない。出自やコンプレックスで悩んでもいない。
確かに魔法が使える仲間に助けられてはいるけれど、魔法が使えなくてもふつうに強い。超ポジティブ。脳筋。好き!

またギャグ要素が多いため、友情!恋愛!努力!感動!お涙ちょうだい!といった(わたしの苦手な)作品とは一線を画す。
ピンチのシーンでさえピンチに感じさせない軽さ。
そもそも魔法学校の雰囲気、まるでハリー・ポッ●ーそのものという安易さ。
…好き!

Prime Videoというかアニメはシーズン2まで配信済。
コミックは全18巻ですでに完結していて、アニメのシーズン2はコミックでいうとちょうど半分あたり。

え、もうコミック大人買いしちゃおうかな。迷う。

わたしみたいに超絶ひねくれた趣味嗜好の持ち主で、なにかおもしろい漫画・アニメ作品を探しているのなら、マッシュルおすすめ。

今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが最近好きな漫画・アニメは、なんですか?

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