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第2の故郷に着いてから思ったこと。


飛行機に乗ったのはキャリアチェンジをしようと、東京に本社へ面接を受けに行った11月振りだった。

子どもの頃から母の実家がある石垣島に何度か訪れていて、飛行機は乗っていたし、中高の部活の大会で県大会の度に沖縄本島に行かなければならなかったから、飛行機には慣れている方だと思う。


久しぶりの飛行機は頭が痛かった。
カフェイン中毒のせいにせず、飛行機の気圧のせいにしておこうと思う。


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乗り継ぎで向かった久しぶりの帰郷は、大学の時、友達と旅行で行ったきりだった。

那覇空港に着いたとき、むわっとした。暑い。
でも、この那覇空港に着いたときの、知り合いに会いそうな感じ。
そして、南ぬ島 石垣空港に着いたときの、もっと、知り合いに会いそうな感じ。

いつ来てもやっぱり、迎えてくれる。

「おかえり」そう言われている気がして。
レンタカーで祖父母の家まで1人で向かったから、1人だったけれど、やっぱり、ホーム感があった。


故郷というのは、みんながそういくつもあるものではないと思うけれど。
でも、わたしはここを大事にしていきたい。


祖父母の家では、伯母さん家族、叔父さん家族がすでに待ってくれていて、歓迎ムードだった。本当にありがたい。

実は、父方、母方、どちらもわたしは初孫で、なにかと行動を起こすごとに喜ばれたり、いとこ達(父方にはいとこはいないけれど)から、慕われているというか、お姉ちゃんと言われる回数はやっぱり多い。

わたしはそれがけっこう心地よくて、すきだ。
長子はしんどいという話をよく聞くけれど、わたしは、あまりそう思ったことはなくて、多分、次女である妹の方が、色々としんどい思いはして来たように思う。

母も次女だから、妹の気持ちはよくわかるみたいで。
でも、わかるがゆえに、そして、性格がどことなく似てるがゆえに、喧嘩しているところを度々見かける。



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島を出て、何年か後に、免許をとった。
島を運転するのは初めてで、慣れ親しんだ、あの道を、ママチャリを飛ばしていたあの道を、車に乗って通っているのが、なんだかくすぐったかった。

でも、6年間の見慣れていたあの場所には、あるものが無くなっていたし、ないものが建っていた。

もう違う街だった。でも、変わらずに高校生がいて、中学生がいて、小学生もいた。あの頃みたいに連なって、クラスで分けられたTシャツをきて。

楽しかったあの時間には戻れないけれど、じんわりと、戻って来た感じがした。



明日は、あの頃の友人の結婚式だ。
沖縄のあの勢いに飲まれないように、楽しんでくる。







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