見出し画像

2020年を生きた。

気付けば大晦日。
なんかメモリアルな感じがする字面の2020年も
いつもと同じ速さで終わってくわけですね。

今年のはじめに綴った抱負では
「人の楽しいを考える」って書いてた。
それどころじゃない1年になっちゃった。

思ってたのとは違ったけど
何かは変わったと思いたいから
いつもより丁寧に振り返ろかな。

兎にも角にも1人の時間が多かった。
ひとりで考える、
ひとりで自分と向き合う、
ひとりで何かと対峙する。
普段から人との間に何かを見出してきたから
自分しかいない時間がこれだけあるのは新鮮だった。
これが意外と悪くない時間で。
掴めない感情の存在に気づけたのは良かったのかな。

対面で人に会うことがはばかられるようになって
オンラインで会話する方法がたくさん現れて
合理的で便利な世の中が加速した。

言葉以外でするコミュニケーションは
切り捨てられてしまったような感覚すらある。

だからこそオフラインの場所の価値を
より強く実感できた。
同じ空間で顔を合わせて、
時間を共有して、感情を捉えあって、
時に熱狂して、時に涙ぐんで。
場所や空気が作る雰囲気を大切にしたい。

気兼ねなく集まれるようになるのは
まだまだ先になるだろうけど
場所を作るって目標はより鮮明になった。
自分も含めた誰かのための場所。

不調に苦しんだ年でもあったなあ。
ここまでマイナスの波に飲まれたのは初めてかも。
在宅勤務が始まって、仕事中の雑談も減り
狭い部屋で1人仕事を黙々と進める。
誰かと気軽にご飯にも行けず、
ライブも殆どが中止。
この変化に心身がついていけなかったみたい。
感じたことない暗い気持ちに足を突っ込んだり、
持病を悪くして体重激減させちゃったり。

「楽しい」が好きで仕方がないのは知ってたけど
「楽しくない」が本当に苦手だってわかった。
まぁ単純ですこと。
きっと今が自分と向き合う良い機会なんだろうね。
これをきっかけに自分と対峙することに慣れていきたいね。

精神的にでも物理的にでも
そばにいてくれた方々に心から感謝です。
あなたたちがいてくれたから
こうやって来年を見据えることができてます。

自分の時間じゃないような1年だった。
タイトルに「生きた。」とは書いたけど、「漂った。」の方が近い気がする。
何も見えない中で目指す場所もなく漂ったような1年。

不思議な時間に身を任せて創作もたくさんできたし
この調子で来年はもっと突き詰めて創作しよう。

2020年は誰もがよく頑張った。よく生きた。
2021年はきっともっと愉快でしょ。
生きてこう。

2020.12.31
たつま

いろんなことを考えながらクリームソーダ飲んできます。