音楽を学ぶ者が求める環境
こんにちは!朝遅くまで寝ていると一日中やる気が起こらないことに、大学生の今頃になって気が付いたあみゅーじっくです。😅
今回は「環境の大切さ」についてお話したいと思います。
この間Facebookでとあるアンケートを取っていました。
テーマは「ピアノが好きになったきっかけは?」
たくさんの方がこの質問に答えてくださいました。ありがとうございました😊
このアンケートの結果、面白いことが起こりました。回答が2パターンに分かれたんです。
まずこのアンケートがどういう形式のものか。
選択肢はない。
答えたい人が字数制限もなく自由に回答できる。
それではこの自由すぎる条件下で、どう二分したのかお話します。
「自由」の優先度
①子供の頃から大好きで、今もピアノが好き。 ②子供の頃は嫌いだったが、今は好きになった。
もちろん、たくさんの方が答えてくださったので様々なきっかけがありました。
しかし、大きくはこの2つに分かれたんですね。
自由に何でも書き込めるというアンケートなわけですから、きっかけは答えてくださった人数分あるハズです。
でもデータ的には二分された。
そして、どちらかというと②の人の方が多い。
予想もしていない結果となりました。
私は現役音大生ですが、実は②でした。
嫌いとまでは言わなかったにしても、好きかと聞かれると自信を持って頷けない。
どちらかというと、ピアノへの先行イメージは「苦しいもの」でした。今は大好きですが。
では、昔からピアノが好きだった人と、後天的に好きになった人とではどのような違いがあるのでしょうか。
ここでも1つの基準を軸に意見が分かれました。
その軸は「自由さ」が優先されていたかどうか。
音楽は常に自由であるべきだ、というのは他の記事でもお話しましたが、どうやら不自由だった人がいるようです。
答えの中身を覗くと…
Aさん
「昔からいろんな曲を聴かせてくれて、演奏をすると褒めてもらえた。
またレッスンも楽しかった。」
Bさん
「ピアノはやらされていた、という感覚。
レッスンは先生がなかなか褒めてくれず、しんどかった。好きになったのは、大人になって独学で弾き始めてから。」
このような意見がとても多かったです。
幼少期の記憶が、ピアノに対するイメージと強く結びついているようですね。
そして昔嫌いだった人はもれなくみんな、大人になってから好きになっている。
つまり自由になってから、ということです。
私も②だと先程言いましたが、私の場合は大学生から楽しいと思えるようになりました。
私はピアノに対して、常に恐怖心がありました。
自由な表現をしたら、音楽センスのない人だと思われそうな気がしていたんですね。
だから、先生に気に入られるような演奏ばかりをしていました。先生はもちろん褒めてくれますが、私は楽しくありません。
だってホントに自分が表現したい音楽とは違うから。褒められるほど、自分の理想とのギャップに苦しくなっていました。
自分の好きなように演奏するのはダメなんだ、という不自由な概念が無意識のうちに刷り込まれていたんです。
しかし大学の先生は、私がどんな表現をしても受け入れてくれました。
いつも「いいね!」と言ってくれます。
「もっとこう弾いたらステキになるよ。」と優しくアドバイスをしてくれます。
大学生になって、私はホントに自由に弾けるようになりました。ピアノが大好きになりました。 今では「苦しいもの」ではなくなっています。
生徒が求める環境
今回のアンケートでわかったことが2つあります。
①生徒はみんな「自由」な環境を望んでいる。 ②ピアノが好きになるかどうかは指導者に委ねられている。
つまり、自由を与えてくれない指導者に教わっている生徒は、どうしたってピアノを好きになれないということです。
ですが、生徒(子供)は環境を選べません。
幼少期にあてがわれた環境で学んでいきます。ですが、幼少期に培われる力は偉大です。
だからこそ、「自由」のある環境がもっと増えたらいいなあと思います。
大人になってようやく自由に環境を選べるという、不自由な人が増えないために。環境がのちの音楽人を潰してしまうだなんて、残酷すぎますからね。
今音楽を楽しめていない人は、すぐにでも環境を変えてみることをオススメします。
一度きりの人生ですから、はやく音楽の楽しさ・自由さに出会うべきです。
さあはやく音楽を楽しみましょう!
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