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海外に行くには、行きたいと思うこと



海外に行くには、行きたいと思うこと。

簡単なことですよ。

昔から海外に興味はあった。

しかし、実際に海外に行けるとは、なかなか思えなかった。

理由は2つある。

1つは、私の家が代々お寺であることが影響している。お寺は基本的に人が駐在している必要がある。356日24時間ゆるい拘束が続く。

「どっこも行けないよ」「遊んだら行けないよ」というメッセージを言葉だけでなく、態度からも受け取ってしまい

肌感覚で飛行機に乗る人や海外に行ける人は、特別な人なんだ、という思い込みを作ってしまった。

先祖代々受け継がれたこの思い込みは、案外強烈で、そっか。行けないんだ、という無意識的な諦めが染み付いてしまった。

2つ目は、フルタイム勤務で長期の休みが取りにくかった。仕事を辞めないと海外には行けないと思っていた。

しかし、段々、社会人になって視野も広がってきているのに、フルタイム勤務をしても海外に行けない、って何なのかな、と辛くなってきた。

そんな時に、海外に行くにはどうしたらいいか、と信頼出来る人に相談をして言われたのが、上記の言葉だった。

その時は何を~!と反発心を抱いた。
あんた、私の状況分かってんの?
なかなか長期の休みが取れない、って言ってるじゃん!と。

しかし、一方で

長い休みは無理でも、4日間なら取れる。

という事実を見ることが出来た。

また、行けると思えば行ける。

そんなものなのかもしれない、とも思った。

その半年後、非常に素晴らしいイベントと巡り合い、するりと現職を続行したまま海外に行くことが出来た。

このイベントに参加して良かったことは、何でも自力で叶えなくていいんだ、という体験が出来たこと。

イベントを作ってくれた人々がこの世にいた。
そこにアクセスしたら、すんなり叶った。

また、イベントでは、施設やスラム街を訪問させて頂いたり、子ども達と交流をさせて頂いた。

それには、NPO法人の代表の人が10年以上かけて、現地の人々とコミュニケーションをし、信頼関係を築いてくれたからこそ、可能になった背景がある。

沢山の人々の協力のおかげで成立している。

私、一人では「行けない」という呪縛が強く、めげていたかもしれない。

思考パターンの癖があり「遊びに行くのは悪いこと」と無意識層にがっつり刷り込まれた私は、罪悪感からチケットを何回もキャンセルしかけた。

しかし、人の力はすごいことを私は知っていたから

私は自分の思い込みは放置した。

葛藤や抵抗は感じても「行く」と決めている人達に混じることで助けて貰った。

私は今回のイベントを通して、自分の生き方の癖の見直しをしたかった。

思い込みから自由になるために体験をして、自分の声を聞いたり、自分の本心に気付いたり、ナチュラルな自分として生きていけるようになりたかった。

まだまだ凝り固まった思い込みはあるけれど、こうして体験を通してゴリゴリと溶かしていきたいな。

最高の海外インターンでした。

本当に行って良かった。

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