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安室奈美恵とファン~25年のFEEL

Ayano Murakami  村上あやの

前回のnoteに予告したテーマから、急きょ変更。すみません。
本来ならば、時系列に安室奈美恵を追っていきたかったのですが、安室ちゃんが、16日を前にして、次々に素晴らしい言葉たちを私たちファンに残し始めています。「今」を残さなければ、記したい…その思いで、しばし時系列を無視して綴っていきたいと思います!

8日から順次オンエアされた
民放ラジオ101局特別番組「WE LOVE RADIO, WE LOVE AMURO NAMIE」。

この番組は、事前に募ったファンからのメッセージを基に、リクエスト曲を流していくというもの。
安室ちゃん本人も出演し、ファンからの温かなメッセージに
優しい声で寄り添ってくれました。

安室ちゃんの曲に励まされたファン、
曲を聴いて人生が変わったファン
一歩踏み出す勇気をもらったファン…
読み上げられたメッセージには、安室奈美恵というアーティストに共感し、時に背中を押され、支えられてきた、数限りないファンの人生が描かれていました。きっとこの日、読まれなかったファンだってシチュエーションは違っても同じ想いのはず。
これまでずっと彼女から力をもらい、明日へと進んで行けたはずです。

話すことが得意ではない安室ちゃんですが、そんなファンから寄せられた
メッセージに感動しつつ、一生懸命、丁寧に話をしてくれました。

スタッフやアナウンサーも、時間が許す限り、一人でも多くのファンの方の名前を読んであげたいという気持ちに溢れていて、素晴らしい番組でした。

この番組内で特に印象的なやりとりがありました。

沖縄はどんな場所かと問われた安室ちゃんは、

いい意味でリセットさせてくれるというか。色んな感情、悩みもそうだし、
例えば有頂天になってる自分もそうだし、色んな自分をリセットさせてくれる。初心に引き戻してくれる場所です

と答えています。
沖縄県から県民栄誉賞をもらったときは、涙を流していましたよね。

この会話の中に、『有頂天』という言葉が出てきました。
アナウンサーも気になったのか、「安室さんでも有頂天になるんですか?。私イケてると思ったり?」と聞かれると、即答。

迷うことなくスパッと言い切った姿がとても印象的でした。

有頂天になる自分もいます。そういう自分もいます。
でも、「ううん、ダメダメ、そうじゃないと思う」と、ちゃんと引き戻します。それはファンの皆さんがそうしてる、きっと笑。

『引き戻す』…。
これだけのスターです。周囲にはいつもたくさんのスタッフがいて、
なんだってやってくれる。
スター然として、『イケてる自分』に酔うなんて当然のこと。
多くのスターが自然とそうなって、自分を見失っていくことも多いのが芸能界です。

私自身もたくさんのタレントやアーティストの方々に
インタビューしてきましたが、取り巻く環境ひとつとっても、
そうなってもそれはある意味、仕方のないことだと思っています。

それを「勘違いしてはいけない。そうじゃない」と引き戻す冷静さ。
常に、自分を俯瞰している目。

こうして、冷静に『安室奈美恵』をコントロールする力が、
安室奈美恵というアーティストの大きな魅力の一つ
だと思うのです。

デビュー当時、思ったように売れない中、
グループのセンターで歌う自分に責任があるのではないか。
「センターを下ろしてほしい」と、社長に話したというエピソードからも、常に『今を冷静に見つめる目』を持っていたと言えるのではないでしょうか。

小室哲哉プロデュースを経て、セルフプロデュースになり、
どうしたらいいか戸惑いながらも、自分のやりたいこと、スタイルを見つけ進むしかなかった時。
その時期ですら、彼女は自分でSUITE CHIC(スイート・シーク)という新しい音楽の扉を自らの手で開いて行きました。

さかのぼってアムラーが溢れる時代もそうです。
音楽バブルのような時代にあって、その中心に君臨し、カルチャーまでをも動かしていたのに、けっして自分を見失うことなく、いつだって冷静に時代を見つめ、自分の立ち位置、やるべきことを見つめ続けてきた安室奈美恵の冷静な目。
小室時代に開花した花もけっして楽曲の力だけでなく、「R&Bがやりたい。私はそういう曲で行くんだ」と自ら望んだ『プロデュース力の高さ』あっての成功だったと思います。

そして、安室ちゃんはこう続けます。

やっぱりファンの皆さんは好き好きと言ってくれてるけれども、コンサートではとても厳しい目で見ているので(笑)。
「この曲はそんなノリじゃないんじゃないかなぁ」とか、(ファンの想いを)たまに感じるときがあります。
その時は、「あ、ここはちょっと行き違いがあったね…」とか(笑)。
コンサートは反応がリアルなので。小室さん時代の楽曲から卒業したときは、本当にどんな楽曲を自分自身で選んで、みんなに発表したらいいのか迷いながら、手探りの状態でした。たまにそういう時に、(ファンの)「いやいやこれ違うんじゃないの」とかは、如実にライブに出るので…。
だから、そこはもうファンの皆さんに鍛えられています。
優しく「違うよ~」と言ってくれます。

ステージに立って、あれだけ歌って踊りながらも、ファンの反応をしっかり冷静に見ている、プロデューサーとしての安室奈美恵
どれだけマルチなのでしょうか…。どれだけ冷静なんでしょう。

そして、よくファンのことがわかってらっしゃる(笑)。

「きょう、イヤモニ調子悪かったのかな。すごく気にしてたわ(不安)」
「きょうは疲れが出てたっぽい(心配)」
「中盤の苦しいところで無理してキーが高い、この曲歌わなくてもいいのに(涙)」
「わぁ、昨日よりキレッキレだよ(喜)」
「今夜の奈美恵、歌声もダンスも最高か!?(興奮)」

…とか勝手に言って、思ってごめんなさい(笑)。
でも伝わっていたんだろうと思います。

“離れていても みんなの想いが
今まで私の背中を押してくれたよね”
                                              (HERO)



そしてファンとの関係性についても語ってくれました。

だから、わりと私だけで私が形成されているわけじゃなくて、ファンの皆さんもそこにちゃんと加わっているので。
それで25周年のコンサートにたどり着けているので、そこは自分だけのプロデュースだけとかだけではなく。

よく安室ちゃんのコンサートについてMCが無いことを
さまざまな角度で取り上げられますが、
私は個人的にMCが無くても全然問題なかったと思っています。
というのも、言葉でのレスポンスが無くとも、安室ちゃんが言うように
「ファンの声」は安室ちゃんに伝わっていたし、何より安室ちゃんは私たちにしっかりと伝えてくれていたから。
言葉が無くても、安室奈美恵からのメッセージはしっかり私たちに届いていました。
私達ファンは、ステージで全身全霊傾け、歌い、踊る安室奈美恵の物言わぬ背中から、すべてを感じ、すべてを受け止めてきました。
しっかりとみんなで、共に「FEEL」してきました。
私たち(安室ちゃんとファン)の間に、言葉なんて必要なかったと、今そう
思います(過去形で書くのが辛いです。悲しいです)。


“君と交わした 約束の場所
たどりついてみせる いつか必ず forevermore”
                                        (HERO)

本当は私たちも分かっていました。
永遠に安室奈美恵が続いていくわけではないということを。
安室ちゃんはいつかきっと自らの手で安室奈美恵を『永遠』に
してしまうだろうことも

安室ちゃんが辿りたきたいと願う場所。
それがどんな場所なのかも。
『来るべき時がきた』と分かっているのに、
ただ、受け入れることだけが、苦しくてもがいている今です。

そんなセンシティブなタイミングで、
「安室奈美恵の人生には、ファンの皆さんも加わっていた」と語ってくれた、この言葉は本当に心底嬉しく、心に響きました。

そして記さずにはいられませんでした。

異様に暑苦しい気持ちを、長文で書いてしまい、ライターとしてどうよ…
お前が自分を俯瞰して見ろよとも思いますが、
安室ちゃんのようにはなれそうもありません(苦笑)。 ライターよりアムラーでした。すみません。

言葉には尽くせないほどたくさんのものをくれた安室ちゃんを残り6日、燃え尽きるまで
応援していきましょう。みんなで最後まで!

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