2023/01/08 今日の英語:CNNニュース 二本立て
今日読んだ英字ウェブページで、個人的に「面白い」と思った英語表現を紹介していく。
今回はCNNのニュース記事2本。どちらも海外の著名人に関する内容だ。
一つ目の記事はあのジャスティン・ビーバー氏が「自分の写真を使った服を無断で販売している」とH&Mを激しく非難しているという内容だ。
インスタグラムにて彼はH&Mの商品への関与を否定するコメントをいくつか投稿した。
disavowは否定の接頭辞のdis-と「〜を公然と認める」のavowを組み合わせた英単語。文脈からでも分かりやすいが、意味は「〜を否認する」。
collinsdictionary.comには「If you disavow something, you say that you are not connected with it or responsible for it.」と説明されていたので、より厳密に言うと、disavow一語で「〜の関与を否定する」という意味になるといえる。
ちなみに、Instatstoriesはそのまんまインスタグラムのストーリーズを指す。また、his verified Instagram account(彼本人のインスタグラムのアカウント)という風に、verifyの過去分詞を形容詞的に用いて「本物の」という意味で使うのも興味深い。
とにかく、彼はH&Mを痛烈に批判して「僕だったら絶対買わないね」とインスタでコメントを残している。で、私が注目したのはそのコメント内にあるネットスラングだ。
SMHとは一体何か。調べてみると「shaking my head」の略とのことだが、それだけではピンとこない。さらに詳細に調べた結果、urbandictionary.comがSMHの使い方について「Usually used when someone finds something so stupid, no words can do it justice.」または「often used when you're disappointed or embarrassed」と紹介していた。
要するにSMHは「言葉を失う程に失望した(呆れた)」という意味合いのネットスラングである。日本語の話し言葉に変換するなら「やれやれ」が妥当だろう。
さて、二つ目の記事は打って変わっておめでたいニュース。2022年7月に第二子を出産されたイギリスの女優、ソフィー・ターナー氏が2022年12月30日に妊娠時期の写真をインスタグラムに複数投稿した話だ。
人によっては「今更?」と思うことだろうが、これらの写真は所謂throwback picture(良き思い出を振り返る写真)だ。
少なくともCNNは「マタニティフォトをいくらアップしても決して遅すぎることはない」と好意的だ。
最近日本でも流行りつつある女性の妊婦姿を撮った写真。日本では「マタニティフォト」と呼ばれている一方、海外では「bump photo」と表現される。bumpの訳し方のバリエーションは豊富だが、その中の一つが「瘤」。ド直球のネーミングである。
そんな幸せ絶頂のターナー氏は何者なのか。彼女はあの超人気アメリカドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で一躍有名になった女優である。
誰か著名人の経歴を英語で語る上で、rise to fame(有名になる)は使える表現だろう。become famousだけでは飽きてしまうだろう。
以上、今回はここまでである。
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