今日ときめいた発見184ー東京オリンピックの残照

これなんだか分かりますか？

東京オリンピック種目の一つ自転車ロードレースのコースであったことを示す表示です。

私の住む町の国道がコースの一部でした。ものの5分もかからずにあっという間に通り過ぎたようですが。

小金井街道沿いで発見

ある日、国だか都だか市だかどこの管轄なのかはよく分かりませんが、国有地に隣接する部分の歩道の拡幅工事が行われたのです。

元々の歩道と拡幅された歩道

工事後は約3倍に！国有地は大分退きました。

　　　右端の白線部分までが工事前の歩道。左の緑地は国有地で
　　　戦後GHQが駐屯していた。当時の米軍の廃屋がそのまま
残っている。緑地帯は一面うっそうと雑草が茂り、
　　　ジャングルのよう。小動物や野鳥が多く棲息していてたまに狸などに出くわすらしい。

国有地の表示。戦後80年余り放置状態？

おそらくこの拡幅工事は、自転車ロードレースを見に集まる人々を想定して施工されたのだろう。あの時期にあのタイミングならそうとしか思えない。たった5分足らずの競技を見るためだけに、しかもたった1キロメートルだけの拡幅歩道。ここにももったいない税金が投入されたのね。

それでも、ここを歩く我々はこの広くなった1キロメートルあまりのゆとりを楽しんでいる。この区間だけは後ろからくる自転車に気を使うことがないから。

この工事にはさらに後日談があります。この工事の入札をめぐって不正があったのです(よくある官製談合というものです)入札価格を業者に漏洩し見返りに金銭を受領するという贈収賄事件。市議会議長と市役所幹部が逮捕されました。

調布市の公園を出発

なんとこの町のシンボルの神社の参道を通過

町は静けさを取り戻し、ってか元々静かな町なのですが、強いて言えばサントリーと東芝が所有するタグビーチームが２つもあります。ラグビーには全く興味がありませんがリーチ・マイケル選手のことはたまに見かけます。