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46. 血糖値を上げるのは糖質だけです

かつて、栄養士が学校で教わった栄養学では、
「タンパク質や脂質も、血糖値を少し上げる」と教わっていたようです。

しかし、これは古い認識で、実は科学的な根拠のない主張でした。
その後、欧米では生理学的な研究が進められて、食事のタンパク質や脂質は
血糖値を上げないことが確認され、常識となっているのです。
アメリカの糖尿病学会(ADA)の患者教育用テキストブックにおいても、
2004年からこのことが明記されています。

ところが、日本の栄養学の教育現場では、いまだに古い認識を
そのままにしていて、間違っていた教育を受けた栄養士たちは、
「糖質だけ減らしても、タンパク質や脂質だって血糖値を上げるんだから、
あまり意味がないじゃないの」
と思っています。

こんな誤解をしてしまっては、糖質制限食の
意義がわからないのも無理はありません。

正しい常識は、食事をした時に血糖値を上げるのは糖質だけなので、
食事の糖質を減らせば食後の血糖値は上がらなくなる。
血糖値が上がらなければインスリンも必要なくなる。
インスリンが作用しなければ、肥満にも動脈硬化にもなりにくいと
いうのが、科学的に証明されている事実です。




高血糖が続くと、インスリンの作用が低下して分泌量も低下します。
この状態が続くと、いずれ糖尿病を発症する可能性が高くなります。
糖尿病は、生活習慣が関連する2型糖尿病と、
無関係に発症する1型糖尿病に分けられ、
糖尿病の95%の人が2型糖尿病です。

糖尿病という診断を受けたら、一生治療が必要な病気と
言われているんだニャー ฅ(ↀㅅↀˆ)

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