私の友人の医者の娘の話

その子の仮の名前を春ちゃんとしようか。

はるちゃんはK市の内科医の娘だった。
お父さんは地元のお医者さん

あんまり優秀な医者だと言う噂は聞かないが、患者さんの目線に立って一生懸命やっている人だとは聞いた


K大学を卒業、地元のために代々お医者さんとして尽くしているから素晴らしい方だと思う。

はるちゃんはそんないいお父さんに恵まれたけど

お母さんは結構毒親だと思う。

お母さんと仲良しと言っていたけれど

私は聞いている限り甘やかしがひどいと思う。

逆にお父さんは厳しすぎたのかもしれないが

おばあちゃんもかなりの甘やかしだったらしい。

彼女が欲しいという服は何でも買ってあげていたらしい。

彼女は勉強が嫌いだったらしい。

それでもK市の有名な女子校に行った。その女子校は進学校だし、お父さんの力があったとしても、もともとの血頭がいいな、間違いない。


お兄さんは病院を継ぐことを強要されて精神を病んだらしい。お姉さんは地頭の良さからか、楽々医学部に合格したみたいだが、医者と言う仕事に誇りが持てなくて病んでしまったらしい。お父さんのプレッシャーのせいで、兄と姉は病んでしまったらしい。


そしてはるちゃんはというと、、、親族誰からも医者になることを期待されなかったらしい。

好きな美容の学校に進み、美容のことを学んで美容師になった。


しかし、美容師として働くのは、やはりはるちゃんには向かなかったらしい。だって、春ちゃんお嬢様で自由でわがままなんだもん。キツイ美容室で働いて続くわけなかった。

春ちゃんは急に女優になると言い出して、K市の劇団に所属した。彼女はお母さんに似てとても美人だったので、劇団の男の子たちにちやほやされていた。お父さんが医者と言うこともあるだろう。潤沢な資金で劇団の中ではいつも主役をしていた。


資金がなければ演劇活動なんてできない。


私はその劇団で


はるちゃんに出会った、、、、

彼女の破天荒な男性遍歴が、、、


私に染み込んでいく。

私は劇を通じて、社会に訴えていきたいことがあり、演劇を勉強していたのに。彼女のせいで

夜の世界に引っ張られていくのである

続く


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