110フィルムのポケットカメラを入手したことについて考える

　以前、20年以上枚に撮影済みの110フィルムを実家で発見し奇跡的に現像できた話を書きましたが、この流れで「ポケットカメラで撮影したい…」という欲望にかられ、カメラ、フィルムを入手し撮影に至るまでの話をします。
　まずカメラですが、ネットで入手しました。ヤフオクで「110フィルム・ポケットカメラ」と検索すれば中古品が1000～3000円で出店されており入手は簡単でした。ちなみにカメラのメーカー・型番はAGFAMATIC 4000(アグファマティック4000 上に載せた写真のカメラ)です。ネット上には他このメーカー以外にもキャノン、コダック、ローライなどありましたが、私が子供の頃に母がこのカメラで撮影する姿を見ており、その懐かしさから敢えてこのメーカー・機種を選びました。私が子供の頃、家族で行楽地へ行く際に写真を撮るのは父の係でそれも一眼レフでしたが父が不在の時は母が写真係となり必ずこのポケットカメラで撮影していた記憶があります。
※今でも現存する母が撮った写真を見ると千葉公園、谷津遊園、上野動物園で撮影した写真が残っています。
　次にフィルム(110フィルム)ですが、フィルム自体販売量が激減した影響で一時期生産中止となっていたようですが今では生産を復活させたメーカーがあるおかげで大手電機量販店でも販売されていることを知り即購入。
　カメラ・フィルムが揃ったので念願の撮影となる訳ですが、入手したカメラの初撮影なので家族(妻・娘)と東京に出掛けた時に撮ることに。新宿や池袋で家族や風景を撮りましたが‥ある問題がわかりました。それは‥

撮影しようとカメラを持って構えると、周囲の人がカメラを好奇の目で見ること‥

それは仕方ないでしょうね‥今の時代、写真撮影と言えばスマホが主流であり、カメラで撮影すると言っても一眼レフやコンパクトカメラのデジカメが主流です。フィルムカメラでさえレアな存在なのに110フィルムのポケットカメラなんて見たことが無い人だっている時代ですからね‥カメラを街中で鞄から取り出し撮ろうと構えると、周囲にいる人から「え？なにそれカメラ？」「見たこと無い‥」と明らかに怪訝な顔で見られたりします‥銀座で家族を撮影しようとカメラを出した際、近くにいた外国人観光客から「What？」「What is it？」と叫ばれました。余程珍しかったようで外国人の方は私のカメラをデジカメ撮影する始末です‥

まだフィルム1本(24枚)撮り終えていません。撮り終え現像に出したらその写真の出来栄えについてまた書こうかと思っています‥中古カメラなので無事現像することができれば良いのですが‥できることを祈っています。