ブランドバッグに恋して
とあるバッグが欲しくてたまらない。
そのバッグとは、セリーヌの16(セーズ)。
昨年末、セリーヌで財布を買った時、試しに持たせてもらったバッグがセーズでした。
私が人生初、そして今のところ唯一手に持ってみたブランドバッグです。
↓セリーヌで財布を買ったときの記事はこちら
セーズに魅せられてブランドバックが欲しくなってしまい悩んでいる、思いの丈を綴ります。
バッグに求める条件
私のバッグの最適量は、今のところ4つ(エコバッグは除く)。
・通勤用のPCが入る黒バッグ
・休日用の黒バッグ
・休日用のバッグ(黒以外)
・タウンユースから軽登山まで使える黒リュック
休日用の黒バッグは、5年くらい使っていた合皮のバッグがボロボロになってしまって手放して以来、1年くらい空席になっています。
この2年ほどは出かける予定が少なく、すぐに必要な物ではないからこそ、時間をかけて探して、すごく気に入ったものがあれば買うつもりでいます。
休日用の黒バッグに求める条件はこんな感じ。
私にとって、ほどよい大きさの黒バッグは休日ファッションの万能選手。
先代のバッグは他のアイテムとの合わせやすさもサイズも申し分なく、近所の買い物からちょっといいお店での食事まで、それ一つでまかなうことができました。
絶対使うと分かっているからこそ、高いお金を出して買ってみるのもいいかもと思っています。
欲を言えば黒以外のブランドバッグも手に入れてみたい。
でも、もし人生で一つだけブランドバッグを買うなら?人生初のブランドバッグを買うなら?休日用の黒バッグだと断言できます。
バッグに恋してしまった
さっきからブランドバッグという言葉を連発していますが、セリーヌでバッグを持たせてもらうまでは、高価なブランドバッグにはそれほど興味はありませんでした。
先代のバッグも1万円しなかったし、どんなに高くても5万円までかな、なんて思っていました。
しかし、興味本位でブランドバッグを持ってみて、私の気持ちは変わってしまった。
当時のnoteから、その時の気持ちを引用してみます。
その時の私には、バッグがシンデレラのガラスの靴のように思えたのです。
お値段が可愛くなさすぎて気軽には買えない、でもいつか手に入れてみたい。
すぐに買わなくてもいいから、私のシンデレラバッグ(仮)を見つけておきたいと思ったのでした。
候補を検討してみた
シンデレラバッグ(仮)を見つけるべく、いろんなブランドの公式サイトを回ってみました。
デザインとだいたいのサイズしか見ていませんが、気になるバッグを挙げてみます。
①冒頭でも貼ったセリーヌの16(セーズ)スモール。現時点での本命。
②フェラガモのSTUDIO BAG スモール
③フェンディのバイザウェイ ミディアム
※先代のバッグとよく似ている。バイザウェイが登場したのが2014年、先代のバッグを買ったのがその少し後だと思うので、先代バッグはバイザウェイからインスピレーションを得て作ったんだろうな、と気づきました。
④バリーのLayka スモール
※画像は全てブランドの公式サイトから。
こうやって見比べてみると、デザインに共通点がある気がする。結構好みがはっきりしているのかも。
それから、セリーヌ以外はイタリアのブランドでした。
本当は、候補に挙げたものを中心に、いろんなバッグを持って使いやすいものを探したい。
セーズに惚れてしまったとはいえ、ちょっとひっかっている部分もあるからです。
持ったときには大きさの割に重く感じたこと、それから私が入れたいと思っている荷物が入るか分からないこと。
(折り畳み傘は短く畳めるものを買う手もあるので、普通サイズのが入らなくても妥協するかもしれません)
実店舗に行かずバッグの候補をネットで探し続けるのは、慎重に比較検討しているポーズを取り続けて買わないことを正当化するための言い訳ではないか、という思いが次第に浮かんできました。
セーズ以外に気になっているバッグを実際に持ってみたら、そっちが本命になるかもしれない。
逆に、やっぱりセーズしかないと思えるかもしれない。
気になるバッグを実店舗に見に行かずにいるのは、ブランドバッグを手に入れることに踏み切れないからだと思います。
なぜ高いお金を出してブランドバッグを買うのか
踏み切れない最大の理由はお値段かなと思います。
セーズは50万円オーバーで、セリーヌの中では高価な方。他の候補だって15万円~30万円台です。
100万円以上するというエルメスのバーキンと比べたらどのバッグも安いけど、別に数十万円も出さなくたって質のいいバッグはたくさんあるはず。
一方で、値段で妥協して後悔するのも嫌です。
海外旅行に最もお金を使った年は、年間50万円以上使ったはずなのに、バッグに50万円出す踏ん切りがつかないのはなぜか。
決して裕福ではないけれど、働いて安定的に収入を得ているし、これまでの貯金はあるし、大きな支出の予定もない。バッグを買える程度のお金はあるのにな。
単純にモノを買うと考えれば、ブランドバッグの値段はおそらく割に合わない。
ではなぜ高いお金を払ってまでブランドバッグを手に入れようとするのか。あらためて考えを巡らせました。
真っ先に思いつくのは富やステータスの象徴。
でも私はお金持ちではないし、別にブランドバッグで身の丈に合わないお金持ちアピールをしたいとは思っていません。
しっくりくるのは、アートを買う気持ちで美しいバッグを買うということ。
日常生活では着れそうにない服、華やかなショーや広告。
それらをアートやエンターテインメントとして捉え、ファッションという芸術をこれからも生み出してもらうためにお金を出す。
主に生活雑貨や食器を選ぶときに考えるのが、出しっぱなしにしても美しいものを身の回りに置いておきたいということ。
私にとって、実用性はもちろん大事だけど、それと同じくらい美しいかどうかも大事。
つまりブランドバッグを買うということは、実用的で美しいものをそばに置き、なおかつ一つのアートやエンターテインメントを応援するということ。
高いことに目がいきがちだけど、流行の「背景・ストーリーで選び消費する」ことと近いのかもしれません。
そのことも込みで値段相応と思える、自分には必要だと思えるなら買えばいいのです。
いつかブランドバッグを手に入れたら
いつかブランドバッグを手に入れたら、外出がしんどくなるくらい歳を取るまで長く使い続けたい。
自分とともに年齢を重ねていく相棒のバッグがあったら素敵だなと思う。
ほどよい大きさの黒いバッグなら、長く使い続けるイメージはできています。
今はアラサーだから、50年使い続ければ80歳くらい。
50年使えば50万オーバーのバッグも年間1万円だとか、みみっちいことを考えてしまいます。
いくら高価なバッグといっても、本当に50年もつかは分かりません。
たくさん使いたいけど、使えば使うほど古くなっていくのは当然のこと。
いつかブランドバッグを買うときには、ブランドがこれからも長く続きそうか、長くメンテナンスしてくれる体制があるのかもチェックしておきたいです。
私の場合、あれこれ考えたとしても、最終的には直感を頼りにするほうがうまくいく。
ハイブランドの値上げが相次いでいるようだけど、候補のバッグを試着させてもらいながら、焦ることなくその時が来るのを待つつもりです。
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