失礼な人から学ぶSNSでの礼儀

　アメブロやインスタなどをビジネスツールとして使っていると、必ず集客コンサルを名乗っている方がフォローしてくださります。そしてご丁寧に、DMやメッセンジャーでご挨拶まで。

　挨拶されると「返信した方がいいのかな」と思ってしまい、返信するとつながる。相手はそれが目的なので、ほかの起業家よりも、そういった事に手間をかけてきます。

　これはSNS集客を始めた人が一度は通る道。
　
　いまではわたしも第一印象でスルーまたは削除しますが、そうした世界を知らないと延々と続くよくわからない話から、売り込みまで相手をすることになります。

　いくつかのパターンがありますので、冷静に観察していると同じ系統だなとわかる事も多いです（別に詐欺集団とかではないよ）。
　特にFacebookはその起業家グループの属性の色が強いように感じます。

　わたしの周りで嫌われていた、とあるグループに属する人たちは、こちらの投稿は全く読んでいないだろうと分かる挨拶から始まります。

・「どんなお仕事をされてるんですか？」←プロフィールに書いてるわ！読めよ！と突っ込みたくなる

・「素晴らしいお仕事ですね！どんな理念をお持ちですか？」←あっても初対面の怪しい人に言う義理はない

・「今度○○（人名）の講義があって、素晴らしいお話を聞けますが一緒に参加されませんか？」←○○なんて初めて聞いたわ！そちら界隈で有名でもこっちは知らん

　そして、とにかく話を途切れさせまいと必死で長文（それも質問形式）を打ってくるのが面倒くさい。人の時間を奪ってる事を認識してない暇人だ（と私は思うようにしている）。

　おそらくそのグループの末端にいる人は、ろくに社会人経験もないような主婦が多そうなのは確かです。もちろんその中にもマトモな人が居ないわけじゃなく、DMは礼儀正しく、こちらが興味が無い事を伝えると美しく去ってくれます。

　そんな経験を積むことで、お申込みや問い合わせのメールの文面だけで、ドタキャンしそうな人など分かってくるのです。
　面倒だし、嫌な思いもします。でも、経験値という意味ではムダとは言いきれません。

　自分は相手の時間を奪っていないか？失礼な対応をしていないか？をかえりみるチャンスだと思うからです。まずは相手のプロフィールを読んで「最低限どんな発信をしているのか」を見る。

　Facebookでも昔と違ってメッセンジャーで挨拶をされることを嫌がる人もいるので、プロフィールを読んで挨拶が必要かどうかを確認した方がいい。

　ちなみに私はわざわざ挨拶なんて要らない（個別に対応するのが面倒なので）のですが、投稿が全くなくて何をしている人か分からない場合は挨拶無しだと無視します。たまに真夜中にメッセンジャーを使って、常識を疑うような人もいますしね。

　SNSと言っても相手は人間ですから。
　
　いきなり売り込むよりも、コメントをしたり（コメントされるとフィードに上がってくるので喜んでもらえます）して、少しはコミュニケーションをとって反応を見た方がいい。
　
　そういうことを教えないで、売り込む方法ばかりを押し付ける団体は苦手だな。わたしは。