「自分」のこころの性別はわからないし、「普通の日本人」のこころの性別もわからない

いきなりですが、私の体の性別は男です。でも、こころの性別が100%男かといわれると、それは疑問に思います。

例えば、男と女を区別するものとは何でしょうか?

一般的に、子供のおもちゃはピンク色は女の子向けで青色は男向けだったりしますが、昔はピンク色が大好きでハローキティの自転車(見た瞬間にこれがほしいって言って、買ってもらってとてもとても嬉しかった)を持っていたぐらいでしたので、その点では自分は女の子っぽい男の子だったのだと思います。

あと、男の子と幼稚園の庭で走り回るようなことよりも、女の子とおままごとが好きであり、この点でも女の子っぽい要素はあったのだと思います。

そして、そういった「自分こころの性別は100%男性で100%恋愛対象が女性って感じじゃないけど、生物学的性別は男性」の人は世の中結構いるんだと思っています。そして、その人たちを「普通の男性」とみるか「セクシャルマイノリティ」とみるかは文化によって規定されるものであると考えています。

例えば日本でも、「男色」は開国前の日本では普通に行われてきたことであり、「マイノリティー」でもなんでもなかったらしいです、それが明治時代から西洋の文化が入って「病気」扱いされるようになり、そしてまた、西洋からの影響で一般の結婚と同等に同性婚を扱うべきか否かといった議論がされてきています。

面白いのはこれらがすべて「同じ日本人」であることです。

https://intojapanwaraku.com/culture/87711/

「日本人」は全体傾向として同調圧力が強く、アメリカなどと比べ常識が通用し「当たり前」じゃない人が少ない国な気がします。しかし、その「当たり前」が常に変わっていると考えるとなんだかとても面白い気持ちになります。

私は「100%男性で100%恋愛対象が女性って感じじゃないけど、生物学的性別は男性」の人に対して特別に考える必要はないと思います。しかしそれを変な存在と考えるのではなく、一人の個人として尊重される世の中になればいいなと思います。

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