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テレワークはなくならないでほしいかなぁ。

さかのぼること2020年春。
4年目に入っていた仕事に、新型コロナの流行で、ほかの会社さんと同じく、テレワークが導入されました。簡単に言ってしまえば、メールで送られてくる書類を、たまには打ち合わせをして背景の説明を受けたりしつつ、内容を確認して修正して送り返すような仕事なので、テレワーク向きといえばテレワーク向きで、今もほぼテレワークです。週一決まった曜日はできるだけ出社しよう、ということになっています。出社すると、確かにどうでもいい話をしたり、ちょっと相談することもできるし、ほかの人が忙しいのかどうなのかわかるし、コミュニケーション面でいいことが、絶対にあります。

ちょうどテレワークになったとき、もう息子は小学生ではなかったので、子育てに関してそこまで恩恵を受けることはなかったのですが、それでも必要な時にうちでお昼ご飯を出せたり、忘れ物をもって駅まで追いかけられたり、土砂降りで駅まで迎えに行けたり、具合が悪くて学校を休んでいる時にうちで様子を見ながら仕事ができたり、帰宅後にあふれる学校での武勇伝を興奮冷めやらぬタイミングで聞けたり…いいことがたくさんありました。というか、子育てとのバランスでは、自分の理想に近い形で仕事ができています。いまだにメールひとこと打つたびに話しかけられて、何も進まない!とかもたまにあるので、小さい時は保育園や学童のお世話にはならないと難しいかな、とは思いますが。

そして、家事との関係でいうと(うちはいまだにおかあさんワンオペ家事。)、外出支度をしない分、かなり楽になりました。6時にお弁当を作って7時過ぎに子どもを送り出し、夫が7時半に出たら、出勤の場合はそこから洗濯物を干して、食事のあとかたずけ、お風呂洗い、掃除、身支度などなどで9時前に飛び出すのと、洗濯物ほし、風呂洗いはするけどすっぴん普段着で9時半にPCオン!では雲泥の差で、なんなら7時半から1時間仮眠がとれます。まあ生活が色々だらしがなくなることは確かですが、お昼休みの一部と通勤時間の分が家事に使えるし、なんなら仕事が煮詰まって頭を休めたいときに、ちょっとお皿を洗ったりできるわけです。で、だらしない格好のまま、仕事終わってから近所のスーパーなどに行き、夜ご飯の支度をする…

会社側にはなかなか実感としてわからないかもしれないけれど、これは相当ラク。個人的には雲泥の差とまで言えます。

世の中はだんだんにテレワークが減ってきているようで、そして、会社が来いと言い出したら、なかなか嫌だとは言えないわけですが(でも小学生のお子さんがいる友人は、「毎日来いと言われたら即転職活動する」と言っています)、定着してきた育児のための時短勤務もいいのだけれど、テレワークも引き続き選べる世の中であってほしいな、と思うのです。震災のあと、省エネでお店の照明が暗めになり、エアコンの設定温度も高くなって、でも確かにこれでも別に暮らしていけるよなぁ…と思ったのに、いつのまにか全部もとに戻っていましたが、そんな風に、いつの間にか成り行きで、会社の風通しと業務効率の都合で、全部もとに戻ってしまわないといいなぁ。でも、働く人々によるテレワーク継続運動!とか、絶対起きなそう。

それはそれとして、できたらテレワークは家で一人でやりたいので、夫のほうはテレワーク廃止でいい!…と思うところが、またなかなかの矛盾ポイントなのです…。


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