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4/26 みらクルTVで、障がい者当事者運動家、小山内美智子さんの通訳をします

直前のお知らせになりますが、今週日曜日の4月26日に、元宮城県知事の浅野史郎さんの番組「今、障がい福祉を考える」に、通訳として出演します。脳性マヒ者として障がい者の当事者運動を続ける、札幌いちご会小山内美智子さんの通訳です。

日時:2020年4月26日(日)19:30-20:30
ZOOMチャンネルのURL: https://zoom.us/j/3782787584

小山内さんは脳性マヒの当事者であるため、体に緊張があり、いわゆる「言語障害」が出るということで、私が通訳をすることになりました。

私はいろいろな縁があって、障がい者介助を始めました。近親者に障がい者がいたこと、通訳として米国でヒバクシャの障がい者と出会ったことなどにも影響を受けました。また私自身も左耳が聞こえないため、大学の最後の2年は手話で取ったクラスもあったので(米国のろう者運動の文脈もあり)当事者主体の運動に興味を持ってきました。

北海道に引っ越してきて、いろいろあって小山内さんとも出会い、今は週2回身体介助に入っています。いわゆる食事や入浴、お手洗いの介助もありますが、ときおり音読や小山内さんのnoteの口述筆記もします。たくさん勉強することがあるので、日頃から「この話を私だけ聞いているのは勿体ないな」と思うことしきりです。いずれ、詳しく小山内さんから聞いたことなどを、ここ(?)でも書きたいと思っています。

今日のヘッダー画像はこちらから拝借しています。1980年に小山内さんが札幌市の協力を得て、障がい者当事者だけが自立生活をする実験を行いました。その時の写真集『「心の足を大地につけて」ー完全なる社会参加への道ー』で、中田輝義さんの撮影したものです。

私のnoteでも心がけていますが、誰の身代わりでもない、ファースト・パーソンで世の中をとらえ、向き合っていくこと…そしてその言葉を伝えることはとても大切です。障がいということだけでなく、すべてのことにおいてです。「相手の気持ちを察する」ことや「寄り添う」のも、私自身の半ろう者としての経験から、しないように心がけています。

もし、皆さんの周りに障がい者があまりいないということであれば、余計にこれはいい機会になると思います。ぜひ、今週の日曜日の放送を見ていただければ幸いです。(話すことの都合上、もしかしてマスクを取らせていただくかもしれません。そもそも顔を出すかどうかはわかりませんが)

今回出演が決まったのは、インターネットで、ZOOMをつかったテレビ番組、「みらクルTV」です。みらクルTVは午前8時から午後10時まで放送している、オンラインテレビで、体操、ゼミ形式の障害福祉講座、手話やフランス語の講座、オンライン句会、和太鼓やサックス、バンドの演奏、地獄谷温泉後楽館から中継など、多彩な番組があるそうです。見逃しても、Youtubeに録画で見ることもできそうです。番組表や講師紹介はウェブサイト「希望の船」(ちょっとわかりにくいインターフェイス)に掲載されています。

障がい者コミュニティ(ヘルパーや事業所も含み)はまだまだZOOMに馴染みがない場合も多いと、最近悩んでいます。パソコンやネット環境のインフラが整っていない、そしてヘルパーもあまりデジタルネイティブでなかったり。しかし、オンラインで集まれる環境がないと、様々なことに当事者の声が反映されません。今回、ここを読んでいる皆さんにもZOOM参加していただけたら、集客力があったということで、ネットワークをお持ちの浅野さんを始め、今後の社会変革の指針を考えていく上で、役に立ちます。
ぜひ、ご協力いただきたい。26日の午後7時30分から、上記ZOOMまでアクセスしていただくよう、お願いいたします。

また、障がい者やヘルパーに、ZOOMその他のデジタル技術を教える人々も、いま必要だなと思います。人にものを教えるのが得意な人とは、ぜひ繋がれれば、と最近考えています。ZOOMのネットセキュリティの問題が心配になってきた頃に、ようやくネット慣れしてZOOMユーザーになってくる人も多いので、緊張の少ない状態でデジタル・ディヴァイドを解消したいし、安全なネット環境をすべての人に!と思う次第です。

ただのご案内なのに、いろいろ余計なことを書きました。(準備もあるため、週明けまで翻訳ブログはお休みします)

事前に、ZOOMの公式ページ(https://zoom.us/)からアプリケーションをダウンロードし、ご自身のパソコンや、スマートフォンから接続することができます。詳しい使い方は、こちらのHPに書いてあります。
https://zoomy.info/manuals/what_is_zoom/


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