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9コマ漫画(5): 「私は蛾の耳元にささやく」スティービー・ラーカ

「これからのユートピアを9コマ漫画で描いて」--NYの漫画専門出版社@desertislandcomicsのインスタ上の呼びかけに、世界中の漫画家が作品を投稿中。これは@rescueparty2020というシリーズとして毎日一作品以上が発表されている。じつは応募自体には「今起きている大変なことを乗り越えた後に見えるユートピア」というテーマのみが掲げられており、その「大変なこと」がコロナかどうかは明示されていない。これを受けた各作家たちが、それぞれ思いついたことを描いている。しかし、紛れもなくニューヨークは現在進行中でコロナウィルスの直撃を受けているので、このnoteではシリーズものとしてわかりやすいように「コロナ後を描く9コマ漫画」と便宜上銘打つことをお許しいただきたい。

毎日一人でインスタ漫画ばかり読んでいるものの、人と共有できないことに業を似やしたので、翻訳の練習として訳していきます。

5日目の作者はNY在住の漫画家スティーヴィー・ラーカ。Desert Island BooksのフリーペーパーResist!などへの寄稿もしている様子だ。(文末にインスタのリンクをそのまま貼るので、英語のわかるかたはそちらからどうぞ)

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暗い時代に 心はうつろう

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この困難において 私たちは心をひとつにするのか?

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それとも みつけられるものを 手当りしだい あさるのか?

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そこに のこるものはあるのか?

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私たちは 過去の自分たちより
もっと強くて ましなものに 変異でもするのか?

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それとも 全くちがうものに 変異するのか?

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どこかしら 新しいところにゆけるのか?

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私は蛾の耳元にささやく。

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そして、私のいう「楽園」の様を、その蛾が理解してくれたらと願う。


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