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人も価値観も十人十色

新卒から営業を続けて、5年。
先日、担当のお客様から言われた一言が頭から離れなくなってしまった。

「別に、御社に依頼したいわけではないから、契約切るわ。」

デジタルマーケティングの戦略企画や広告、制作などを取り扱うことができる会社に在籍し、営業を5年。初めて言われた言葉だった。

そのお会社との取引は5年以上。
その発言をされたご担当者様とは、2年以上の関わりがある。
定年近いお歳のマネージャークラスの方だった。

サポートさせていただいている案件に対しての価値観が全く違うので、
営業を含め関わる担当者で、どれだけのサポート・改善を行なっても、
評価いただけることはほぼなかった。
(現場のご担当者の方にはご評価を頂けていたが。。。。)

そんな中言われた言葉が、心に重く刺さった。
案件への価値観が違うことが最大の理由。
加えて、私の会社では、お客様のご要望に添える限度があった。関わる担当者が退職したり、案件から外れたいと言うほどだった。
「価値観が合わないだけで、ここまで言われる筋合いはない。」と怒りもありながら、
「今までサポートしてきたことが、全くの無意味だったのか。」と思うと、とても悲しい気持ちになった。
私はイチ営業なので、自分でどうこうできるわけではない。
改善に向けてできる努力をしてくれているのは、現場のエンジニアやクリエイターの皆さんだった。
自分だけではどうにもできないことでお客様から怒られ、
自分含めたみんなの頑張りを否定された気持ちになってしまった。

自分たちができることをどれだけ頑張っても、
伝わる人には伝わるが、伝わらない人には伝わらない。
人間、年齢関係なく、とにかく十人十色。
価値観があわない人やもの・ことに、無理に合わせに行くのは疲弊してしまう。ということを、この一件を通じて痛感した。

目の前で困っている方がいる中、ただ話を聞くだけで、なにもできない自分にモヤモヤしてしまうのが、ワタシなんだ。
自分の力で誰かの役に立ちたいんだな。と思った一件でもあった。

価値観が違うのは当たり前。同じ人間はいない。
どこまで寄り添えるか。どこまで理解しようとできるか。
どれも無理はしないこと。
ビジネスにおいても、プライベートにおいても。

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