アイデアを豊富に生み出すたった一つの方法
本屋に行くと、「アイデアの出し方」「アイデアの作り方」といった
アイデア関連の書籍をたくさんみかけますね。
仕事でも家庭でも、アイデアを求められるシーンはたくさんありますから、
「もっとアイデアを豊富に出せるようになったらな~」と思ったことがある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私も、これまで美大やデザイナー職、企画職などでアイデアを求められる
シーンが多くあり、そのたびにアイデアを生み出す自分なりの方法を模索してきました。
そういった経験を経て、現在はたった一つの結論に落ち着いています。
また、私の周りのクリエイティブ職の方からも、同様の意見を聞くことが多いです。
ということで、私の考える「アイデアを豊富に生み出すたった一つの方法」とその理由について、書いていきたいと思います。
結論:縛りをもうけること
結論から申し上げると、「縛りをもうけること」です。
なぜ縛りをもうけると、アイデアを豊富に生み出しやすくなるのか?
理由は3つあります。
①方向性が定まるから
まず1つ目は「方向性が定まるから」です。
目的が複数ある
手段が複数ある
このような状況で考え始めてしまっては、
全方位にアイデアが膨らんでしまって収集がつかなくなります。
たとえば、今日の夕飯を決める時にも、
キノコを使った料理!とか、
病み上がりにも食べられる料理など、
条件を一つ決めるだけで、圧倒的にアイデアが出しやすくなると思います。
②展開しやすくなるから
2つ目の理由は「アイデアを展開しやすくなるから」です。
これは上記の続きなのですが、方向性が定まると展開しやすくなります。
たとえば先ほどの例をもう一度引用しますが、、
「キノコを使った料理」と方向性を決めたとします。
そうすれば、
・春だからハルシメジにしよう
・春シメジの食感を活かしてキノコご飯にしよう
・おかずはキノコご飯に合う鮭のホイル焼きにしよう
こういった感じで、次々とアイデアが出てくると思います。
「キノコを使った料理」という方向性が、
何のキノコにするか?どんなレシピにするか?副菜は何にするか?など、
アイデアを展開する際の軸として機能します。
また、自分の中にアイデアががなければ、
外に探しに行くことが可能になります。
検索したり、人に聞いたり、お料理番組を参考にしたり。
「キノコを使った料理」という方向性があれば、
人の力を借りて無限にアイデアを借りてくることができます。
③アイデアの良しあしを判断しやすくなるから
3つ目の理由は「アイデアの良しあしを判断しやすくなるから」です。
たとえば先ほどの例をもう一度引用しますが、
「病み上がりにも食べられる料理」と方向性を決めたとします。
この方向性があれば、
たとえば唐揚げ、フライドポテト、ハンバーガーは不向きだと判断できます。
おかゆ、野菜スープ、煮込みうどんといった感じで適切なアイデアを出すことができます。
以上が、「縛りをもうけるとアイデアを豊富に生み出しやすくなる3つの理由」でした。
アイデア発想は一つの縛りからはじまる
アイデアを”生み出す”という言葉のイメージから、
「なんでもかんでもとりあえず発散しよう」という考え方が一般的に多いように感じます。
ですが、ここまで読んでいただくとお気づきかと思いますが、
アイデアを生み出すことのコツは、
「拡散」ではなく、「収束」
「解放」よりも「束縛」、
「無制限」よりも「制限」
にあるのだと思います。
アイデア発想法で有名な「オズボーンのチェックリスト」もしかりです。
「他に使い道はないか?」「代用したら?」「小さくしたら?」などの問いによって、思考に制限を設けることで、発想を広げるための一つの仕掛けと言えます。
軸があるからこそ、答えをだせる。一つの答えを出せたからこそ、それをさらに応用・発展させることができる。
ということです。
ということで、このnoteは終わりにしようと思います。
アイデアを生む際は、「まず一つ縛りを設けてみる」
ということを意識してみていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
クリエイティブに関するブログをやっておりますので、
よろしければご覧ください。
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