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Go To トラブル ?

(2020年10月に Amix-Soundworks サイトに掲載した記事です。その為、社会状況等は2020年10月当時のものです。ご了承ください)

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Go To Travel キャンペーン

コロナウィルスが世界を席巻し、その中でも真面目にマスク着用やソーシアル・ディスタンスを守り続けている日本でもまだまだ終息の時が見えない中で開始された「Go To Travel」。

ひとり蚊帳の外だった東京でもやっと解禁された後にやって来たシルバーウィークも終わる。渋滞の高速道路や観光客が〝どっと繰り出した〟各地のニュースを久しぶりに見た先日だった。

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庶民派?

この「Go To Travel」キャンペーンは、経済活性化を目指すという目的だったはずなのだが、普段から比較的リーズナブルな料金を提供している宿泊施設ではほとんどその恩恵は感じられなかったようだ。

反面、高級ホテルや高級旅館に予約が集中しているなど、どうも彼方此方で思惑違いの状態がある。

「この際〝普段は泊まれないような高級ホテル〟に宿泊しよう」ということは人情としては解るが余りにも・・・な気がして、「庶民的な旅館、頑張れ!」と応援したい気持ちになってしまう。

元々怠け者の私は、Go ToTravel の利用方法が判りにくい、などと言う話を最初に聞いてしまったせいか、面倒な手続きに恐れをなし、ズボラを決め込んでいまだに利用方法を知らない。

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この〝温度差〟は??

それに高級ホテルに泊まるなら、フトコロ具合がそれに耐えられる環境になっているときに利用したいと思う気持ちの方が強くて、積極的に調べる気持ちにもならないのだろう。

スタート時点から判りにくいルールという話が出る、または、旅行業者が対応に右往左往するという状況が起こるのは、どう見ても準備不足の見切り発車的な感じが付きまとう。

同じ宿泊業者の中で、予約量に温度差が出てしまうのは気の毒な事だと思うのだ。それも業者側の営業努力とは無関係な部分での話ならなおのこと、準備期間をとってルールを整備・徹底してからスタートして欲しかった思いが強くなる。

いつか何処かに歪みが出ないかと余計な心配も心をよぎっていく。いや、もう出ているのかも知れない。

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どっちがヘンなのか・・・

そんな中でのGo To Travel 東京解禁。〝お得〟な部分にだけ目を奪われてしまうのは何だか宜しくない気がする今日この頃なのだ。

そこまでやるか?と言うような思いきった企画を考え出して、独自のサーヴィスを提供するところもある。そんなニュースを見るとやっぱりそれも何だかヘンだな、と感じてしまうのは、私がヘンなのだろうか・・・。

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文責・写真 : 大橋 恵伊子