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息子と不登校と私#5

息子が不登校になりだした小6の秋
毎日学校にかける電話と
担任の先生とのやり取りは苦痛でしかなかった

学校に行かなくなりだした息子は
すぐにインターネットのゲームに
明け暮れる

学校に行かない日が増えると
担任が迎えにくるように

毎朝が悪戦苦闘
玄関で待ち続ける担任と
布団をかぶる息子
無理にでも起こして下さいの言葉に
ついつい、声を荒げていた自分

次は、パソコンを取り上げるように言われた
ネットゲームは依存性が強いので
抜けられなくなりますと

そんなやり取りが何ヶ月か続いて
私なりに出した答えは

「親にも友達にも心を閉ざした
息子が、見知らぬネットで出会った
誰かと笑顔でチャットしながら
ゲームのキーボードを叩いている」

「先生の言葉よりも、目の前の真実
自分の子供を信じよう」だった

狭い日本の片隅で学校に行けない位なんて事はない
海を渡れば、学校にも行けず働く子供もいるではないか
長い人生、少し位出遅れたって
いつからでも又歩み出せる

そう考えたら、怖いものなし
申し訳ないが心配をかけてる先生達には、キッパリと自分の主張を述べ
親子共々、不登校の道を選んだ

先生が嫌ったネットの世界
私は必ずそこから新しい世界を
見つけ出せると信じている

学校に行けなくなった事は病気でもなんでもない
大人だってストレスを溜め込んで病む社会に生きる私たち

毎日、めいいっぱいの笑顔で
息子に接している


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