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【つぶやき&ひとりごと】04182023

 講義の空きコマは私は大抵図書館に出没する。あ、公立図書館ではなく、大学の図書館に、だ。されどそこはやはり「大学の図書館」。学術書や分厚い専門書、語学学習や論文作成のいろはが書かれた書籍などなど、堅苦しそうな内容の書籍がそこここに溢れている。だから、私好みの物語系統の書籍なんて書架にないのでは…と思っていた。今日の今日まで。

 今日も今日とて図書館で暇つぶしという名の読書をしようと(←勉強しろ、勉強を(-_-;))利用者ゲートをくぐった。そして色々書架を見て回っていると、ずっと気になっていた本を見つけた。吸い寄せられるようにその本の前に立ち、感動のあまり何秒間か立ち尽くしてしまった。本のタイトルは
『20代で得た知見』。著者・Fによる20代の若者へ送る詩的なエッセイ集。

 ずっと、読みたい、読みたいと思っていた一冊なのだが通っている公立図書館書架には残念なことになかった…。ところが嬉しいことに、大学の図書館には置いてあるという素晴らしい巡り合わせが。これは読まない訳にはいかない!ということで読んだ(1章までだが)。まだ読了していないが、結構良い本。内容をどうカテゴライズするかはちょっとよく分からないのだが、とにかくメッセージ性が強い。頭にガツンと衝撃を与えてくれる珠玉の言葉の数々。『ああ、こういう考え方もあるのかぁ』と思考の可能性・幅を広げてくれる。それに加え、本の装丁がもの凄く綺麗だった。ページを捲る度に見せてくれる新しい色彩とか形とか、それはもう素晴らしかった。そしてあっという間に空きコマの90分間が終了。え、まだ30分しか経ってなくない?!と思わず時計を二度見してしまうほどの没入感。これだから読書はやめられない。時間の流れが明らかに非日常感だ。

 『20代で得た知見』は借りなかった。これは一種の賭けである。私が図書館を訪れるとき、まだあの〇番の書架にあるのだろうか。留まっていてほしい。誰にも借りられませんように!そんなに祈るくらいなら借りれば良いものを、とツッコみたくなるだろう。訳ありなのだ。バッグに本が入るスペースが1ミリもないという大問題が。トホホ。ということでまた近々図書館に出向こうと思う。続きを読むために。誰かに借りられていたら...…そのときはそのときだ(笑)。

 

 

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