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【詩】気球に乗って

空の上 遥か彼方には何があるのだろう
紙飛行機を展望台から投げても
手紙を括り付けた風船を飛ばしても
むなしく地上に落ちてしまう

気球に乗って
双眼鏡を握って
いつもよりほんの少し背伸びをしたら
大人に近づけるだろうか

夢中で走り書いた未来の自分への手紙
必ず渡すから
前だけを見つめるから
と小声で誓いを立てた

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