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わたしの本棚

本は、だいたい図書館で借りる。

誰に習ったわけでも、
意識してそうしているわけでもないけれど、
小さい頃から週末は図書館に行くことが多い。

一生のうちに読みたい本ってものすごい量あって、それのすべてにお金をかけて、部屋に場所を提供していたら、キリがなくなってしまう。

一度手にしたものは、名残惜しくて手放せない性格だから、本屋さんで買った本は簡単に売ることができない。私の手元に来た以上、一生私と共に暮らすことになる。

だから、安易に買うことができなくて、結果図書館で借りて読むことのほうが多い。

今住んでいる部屋もそんなに大きい本棚はなくて、ちまちまっとしたスペースにちょっとずつ本が並んでいる。



人の本棚に異常に興味がある。

この人はどんな本を読むんだろう、っていうことがすごく気になって、追いかけたくなってしまう。

最近、推しのインスタに載っている読書記録を片っ端から漁って、ひたすら図書館で借りて読んでいる。

友だちの家に行ったら、バレない程度にじっくり本棚を眺めてしまう。

本屋さんのレジ打ちをした時に、すごくおしゃれなお姉さんがたくさん文庫本を買っていって、こっそり題名をメモしたこともあった。

どんな作品と共に過ごしているかを知ることで、その人のことがちょっとわかる気がしてくる。だから、人の本棚が好きだ。



私の本棚は、必要最低限の厳選された作品だけが並んでいる。

図書館で借りて気に入った本
よっぽど好きな表紙の本
時間をかけて読みたい本
これは一生かけて大切にしたい!と思えた本

最高に私の好きな部分が詰まっているから、私は私の本棚が大好き。(もちろん図書館の貸出履歴も好きだけど!)

図書館派の私だからこそ、家の本棚に並んでいる少ない本には、「私」がぎゅぎゅぎゅっと込められている。

今は狭いスペースにちょっとずつしか並べられていないけれど、将来は、自分専用の大きな本棚を買うんだ。そして好きな本を好きなだけ並べて、私だけの最高の本棚を作るんだ。そして、ニヤニヤ眺めて楽しむんだ。

これがわたしだ!って。
これがわたしの好きなものたちだ!って。

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